嗚呼 涙を滲ませて
あの兄弟姉妹達の踏みしめたこの地。
底冷えの、染み入る寒さの中だった。
蒸しかえる夏の夕暮れの時だった。
嗚呼 あの時の兄弟達は何処へ
叫び 泣き 呻く様な 路傍演説の声は
何処(いずこ)へ消えたのか?
嗚呼 あの懐かしい 兄弟姉妹達よ!
唯一 心に神様を 父母様を求め 彷徨う様な路傍の伝道者達は・・・
あのうつむき泣きながら、歯を食いしばり
路傍の掃き溜めのような辱しめの最中でも
あの美しく清らかなあの兄弟姉妹たち
あの麗しい食口達
我れ50を過ぎても猶
あの美しい涙の尊さを永遠にわすれまじ
神様の涙をわすれまじ
あの華麗な花をわすれまじ
捧げつづけた純潔な魂をわすれまじ
(沼津の路傍にて・・)