ロシアとウクライナの戦争報道を見ていて、人間の欲求について、思い出される考え方がある。
アメリカの心理学者アブラハム・マズローが提唱した自己実現理論だ。人間は自己実現に向けて絶えず成長し、その過程を5段階に分けて理論化している。
第一段階:生理的欲求
第二段階:安全欲求
第三段階:所属欲求
第四段階:承認欲求
第五欲求:自己実現欲求
まさしく人間の欲求についての段階を的確に表現している。戦争によって、ウクライナの人々は、第一段階の生理的欲求さえも満たされていない状況になっている。
日本においては、多くの人々が会社や学校で第四段階に当たる承認欲求が満たされずにストレスを抱えていると感じる。
プーチンが目指す自己実現とは、一体何なのか?大量に人を殺してまでも実現する価値があるのか?世界中から孤立化し、後戻り出来なくなったプーチンが自暴自棄になり核戦争にならない様に願う。