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バターナイフを作りました。2本も。

糸鋸で切り出し、豆ガンナで削り、ヤスリで仕上げました。

手順)
1)東急ハンズで桂の端切れ板を買ってきて、バターナイフの輪郭を描き糸鋸で切り出します。
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これは結構大変なので糸のこ盤が置いてあるファブカフェを探して切った方がいいです。

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2)次に豆カンナで刃先に向かってテーパー(先端に向かって細くなるように)がつくように削りだしていきます。豆カンナの歯の調整さえ入念にやれば、気持ちよく削れます。

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画像の豆ガンナは東急ハンズで1000円くらいで買ったものですが、昔、もっと素敵なバイオリン製作用の押して使う西洋押しガンナを持っていたのですが、探しきれずに安いのを買いました。道具だけはいいものにすると作業効率も出来上がりも違うのでいいものにすべきです。今度、蚤の市でも歩いて使い込まれた豆ガンナを探そうと思います。

今回はテーパー削りに使うだけだったので平ガンナでいいのですが、家具の足など曲面を出すための削りには曲面のついた豆ガンナが便利です。椅子の座面にくぼみをつけるときとかにも活躍します。(豆ガンナを自作するという手もありますが、今回は深入りしません。)

3)あとは木工やすりと金工やすり、それにサンドペーパーで形を仕上げていきます。

4)最後は塗装ですが、食品(バター)を扱うものなので、オリーブオイルを染み込ませてオイル仕上げにしました。使ううちにきっとバターも染み込みますが、時々メンテナンスでオイルを塗りこむといいでしょう。

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5)余談 1
とにかくこういう手作業はストレスを解放するのに効果的です。年度末の忙しい時期にふと息を抜く効果があります。

6)余談 2
テーパーをつけながら、糸鋸盤で板を8mmくらいの角材にしてこれに四辺を軽くテーパーをつけて削り丸くサンドペーパーで仕上げるとお箸ができそうです。問題は塗装ですが、日本産の漆仕上げにしたいところです。漆は英語でJapanですからね。味気ない英語ではラッカー、lacquerですが。あるいは黒檀とか紫檀とか硬い木で作り、素材のままもありか?