さらに大きな動きがあるのは数日前に報道されています。今回はそのグループに属していないようです。

中国、終末論信じる57人拘束 福建省など4省と重慶市で - 47NEWS(よんななニュース)


香港の人権団体、中国人権民主化運動ニュースセンターは15日、中国当局が8~13日に福建、陝西、四川、湖北の4省と重慶市で、人類が滅びるとする終末論を信じる57人を拘束したと伝えた。  

友人や親戚に終末論を信じるよう触れ回ったという。福建省で39人、陝西省で7人、四川省で2人、湖北省で5人、重慶市で4人が拘束されたとしている。

57人は中国当局が「邪教」として警戒してきた宗教組織には属していない。  

古代マヤ文明の暦に基づき、21日に世界が滅びるとする終末論は中国でも知られている。



政府が邪教としたのはこれです。

「赤い龍の時代は終わる」…マヤ終末論で中国の「邪教」活発化 2012/12/14(金) 18:10:33 [サーチナ]


光明網によると、陝西省で最近、「邪教組織」(カルト教団)である「全能神」の信者が、このマヤの世界終末論を利用して、非合法の集会を開き、「世界の終わり」などのデマを流している。   

「全能神」教は、「東方閃電」「実際神」とも呼ばれる。創始者は別のキリスト系新興教団の幹部だった趙維山氏。1990年代に河南省に組織が出現し、陝西省、内モンゴル自治区、山西省、新疆ウイグル自治区、寧夏回族自治区、甘粛省など各地に広まった。   

キリストが東洋女性の姿で生まれ変わり、中国に降臨し、人類に審判を下すと称し、「世界の終わりがまもなくやって来る」「『全能神』を信じる者のみが救われる」と吹聴している。   

「全能神」教はさらに、「今の中国は没落した帝王の大家族で、大きな赤い龍(大紅龍)に支配されている」という。大きな赤い龍とはむろん、中国共産党を指す。「神の指揮のもと、大きな赤い龍と決戦せよ。これを滅ぼし、全能神が統治する国家を建設するのだ」と信者を扇動するなど、政治的な色彩を帯びている。



元はヨハネ黙示録ですね。

商魂にふれた記事もありました。

“マヤ予言”…金曜「終末説」で中国大揺れ、商魂あれこれ 2012/12/13(木) 10:28:58 [サーチナ]




「噂」に輪をかけたのが、日本で7日に発生した地震だった。“予言にもあった。当たった”との声が駆けめぐった。さらに「人類滅亡の時間は21日午後3時14分35秒」、「そういえば、21日は中国の伝統行事の日、冬至だ」などの声もでた。   

やや“科学的”な説としては「

大型の小惑星、トータティスが12日、地球の近距離を通過した。トータティスが21日、あたらめて地球を直撃するのでは」との意見が出た。   

ただし、メディアは「地球は常に、大きな小惑星との危険にさらされている」と説明した上で、「天文学の専門家の観測によると、これから200年以内に直径1キロメートル以上の小惑星が地球をかすめるようなことはおこらない」と紹介した。   江蘇省南京市の地元紙、揚子晩報によると、街頭で20人に「12月21日が世界の最後の日になると思いますか」と質問したところ、19人が「信じない」と回答。1人だけが「その日にならなければ、分からない」と答えた。   

大学生などの間では、21日の“世界最後の日”に、友人が集まってカラオケ店に行ったり「飲み会」を開いたりする動きがある。「最後の日」を「お楽しみ」の口実にする遊び心だ。   

一方で、四川省の一部地域では「12月21日から3日間、太陽が昇らず電力も途絶える暗い日が続く」との噂が発生し、ローソクやマッチなどが飛ぶように売れた。

その他、

「最後の日ジーンズ」、「最後の日美顔パック」、「最後の日プーアル茶」、「最後の日、観光ツアー」などの“関連商品”も次々に売り出された。インターネットでは「ノアの方舟乗船券」も発売された。   

揚子晩報は、「皆様に忠告します。21日の“最後の日”が過ぎても、支払いのツケは残りますから」と皮肉った。


こちらは重慶市の動き。4人が拘束されたようです。
朝日新聞デジタル:「世界終末日訪れる」ビラ配った4人拘束 中国・重慶 - 国際


国営新華社通信が15日伝えた。重慶市公安局はこのほど、拡声機やビラで「世界終末日」が訪れるとふれ回った4人を社会の治安秩序を乱した疑いなどで10日間の拘留処分とし、デマを広めている人物を見かけたら通報するよう市民に求めた。

中国では今月に入り、ネットなどを通じて「地球に別の惑星が衝突する」などのデマが急速に広まった。「ノアの方舟(はこぶね)」と称した船やカプセルを造る人が各地で現れ、ロウソクの買い占めも発生。救命具が入った避難袋や、「世界が廃虚になってもあなたのスマートフォンを守る」とうたう頑丈な携帯電話カバーなど、便乗商品も続出した。




これはバブル経済の終末ですね。