特集ワイド:節電の夏を振り返る 「国民総出」で目標達成、疑問の声も - 毎日jp(毎日新聞)
博報堂生活総合研究所の夏山明美・上席研究員によると、震災の影響で自宅にこもり気味になる人がいる一方で、逆に外出が増えた人もおり、二極化傾向がうかがえるそうだ。「余震が続いたこともあって、特に首都圏の1人暮らしの人は、何かあったとき人の多い場所にいる方が安心という心理が働いた。また、1人の部屋でエアコンを利かせて過ごすことに罪悪感を覚える人も多かったのかも」。これも、ある意味では節電意識の反映ということか。
確かに私の回りでも個人でも努力した人が多かった。引きこもるより、むしろ外に出る機会が増えたのも確か。積極的にネットワークを作ろうという動きが活発になったと感じている。


同じ記事の最後

特集ワイド:節電の夏を振り返る 「国民総出」で目標達成、疑問の声も - 毎日jp(毎日新聞)
数字を単純に信じれば、15%以上節電を達成したということになる。だが、「そもそも電力は足りていた」と主張するのは、環境エネルギー政策研究所の飯田哲也所長。自然エネルギー推進に向けた研究・政策提言を行う飯田さんは、「東電と経済産業省は、需要を過剰に、供給力を低く見積もることで、『原発を再稼働しないと停電が起きるぞ』という脅しを行った」と批判する。  

飯田さんによると、昨年の最大電力が5999万キロワットといっても、5900万キロワットを上回ったのは年間8760時間のうちわずか5時間。5500万キロワットを超えたのが165時間で2%程度に過ぎない。

「そのピークをいかに抑え込むかが問題なのに、そのための効果的な政策を打ち出すのではなく、とにかく15%節電、100万円罰金という、非常に不適切な方法をとった」。東電が大口需要家と結んでいる需給調整契約の活用などで対応できたというのだ。  

そうは言っても、節電自体はいいことですよね? 

「それはそうですが、節電は大変だった、暑くて暗くて我慢ばかり、という印象とセットになって記憶されてしまうのはマイナス。経済界も、原発という脆弱(ぜいじゃく)なシステムに電力を依存していたからこそ起きた計画停電なのに、その事実をころっと忘れ、『電力安定供給のために原発は必要』という逆転した論理に陥ってしまうのも理解に苦しむ」  

とはいえ、「脱原発のため」と節電に努めた人も少なくないはずだ。節電のあり方を考えるのは、原発について考えることでもある。放射性物質に汚染された福島の現状を見つめながら、来年以降のことも考えたい。

その通り。どうもおかしい議論を産業界はしそうだ。警戒しよう!

今年の冬はこれが売れそうです。↓↓ カセットボンベのガスストーブ