富士通、正社員の副業容認 賃金目減り補填  - MSN産経ニュース

電機大手の富士通グループは3日、稼働率が低下している国内工場の約5000人の正社員を対象にして、副業を容認したことを明らかにした。これまでは就業規則でアルバイトなどを禁じてきたが、金融危機で今年1月から国内工場で労働時間を減らして雇用を維持する「ワークシェアリング」を導入しており、これに伴う賃金の減少分を補填(ほてん)するため、例外措置として副業を認めた。大手企業が社員の副業を認めるのは珍しい。世界同時不況が深刻化する中でこうした動きは今後、産業界全体に広がりそうだ。


富士通の「工場」の正職員に対しての処置です。この動きが広がりそうとのこと。とはいっても、他の工場で臨時に働けるわけはないですね。どこも操業率がダウンしているわけですし、そういうことをしたらますますパート労働者の市場を荒らすことになります。そういう反発も起こるかもしれません。

私の父方の田舎は鹿児島県の国分、今は合併して霧島市ですが、農地のほとんどが京セラの工場になりました。国分はご存知の通り(いやもう知る人もすくなくなりました)タバコの産地で、父方もタバコをずーっと栽培していました。小さい頃、田舎に帰ると葉タバコを庭で乾燥させていたのを思い出します。その後、タバコ栽培をやめ、稲作一本に、そして京セラの工場進出で売却。いとこたちは京セラの工場で働くようになりました。

そのことを思い出しながら、副業というともう一度、わずかに残った農地での農業ということを想像しました。ただ、おじの時代はそれが可能な技術はありますが、いとこの世代になると農業の知識が受け継がれているか、わかりません。

地方の工場労働者で副業というとどういうことになるのでしょう。気になります。