3時間の停戦の間に死者が多数確認されるという皮肉。
そろそろ矛をおさめるべき時です。さらにいうと、パレスチナの状況について今までの構図、スタイルを国際社会は変えていようにしなければなりません。
子どもたちを巻き込んだインティファーダという投石による反抗は、やがて自家製ロケット弾になり、そして外国制の精巧なロケット弾に変わり、殺傷力も増しました。
また自爆テロ、テロに対する攻撃そしてテロの国際的なネットワークとまさに報復の連鎖を生みました。21世紀の幕開けがテロで始まったといっても過言ではありません。
その流れを「変える」ために、いま私たちは何ができるのか、きっかけを「金融危機」によって与えられ、アメリカ初の黒人大統領の登場という時代を迎えようとしている今、私たちも何か変わる努力、変える努力をしなければなりません。
『起こっていることはすべて正しい』という本を勝間和代さんが出されましたが、それは社会を積極的に見ていく態度として間違っていないと思いますが、違う見方をすれば「起きていることがすべて正しい」わけではないということです。
起きていることはすべて正しい―運を戦略的につかむ勝間式4つの技術
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勝間 和代
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そのことを金融システムが崩壊するという危機を目の当たりにして思うことは、やっぱり、普通に考えて「おかしい」ことはおかしいという勇気を持つべきなのでしょう。
振りかざした「正義」の拳のはずが、よくみると利権まみれだったりすることを、「政治」といってはいけないのではないでしょうか。そこから「政治の不信」が生まれています。この課題はソクラテス以来の課題であるわけで、もう一度、あのソクラテスの対話篇(プラトンが書いたのですが)に戻って考えてみるのもいいかもしれません。「宗教」では、解決がないようですので…。
以下、国連内外での動きです。
アッバス議長、エジプト調停案を支持…国連安保理が会合 : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
【ニューヨーク=白川義和】国連安全保障理事会は6日、パレスチナ自治区ガザ紛争に関する閣僚級会合を開いた。
パレスチナ自治政府のアッバス議長はエジプトのムバラク大統領の停戦調停案への支持を表明。フランスのクシュネル外相は、イスラエルが調停案に前向きの反応を示すことを期待すると語った。
ライス米国務長官も調停案支持の立場を表明したが、紛争前の状態に戻るだけの停戦は「受け入れられないし、長続きしない」と強調。イスラム原理主義組織ハマスへの武器密輸ルート遮断など「持続可能な停戦」の枠組みが必要だとした。
一方、イスラエルのシャレフ国連大使は記者団に調停案を「真剣に検討する」と述べた。
非常任理事国のリビアは同日、停戦決議案を安保理に提出したが、パレスチナ寄りの内容で、採択の可能性はほとんどない。米国が停戦決議の早期採択に否定的なため、当面は調停案を軸にした外交が活発化するとみられる。 (2009年1月7日12時47分 読売新聞)