アルファーブロガーの3人目。
 極東ブログ という名前からとても硬派なかつ政治的な香りのする。その印象に違わず社会派のまじめなブログ。ブログをコミュニケーションのツールと考え、丁寧にコメントにも応えている。(もっとも最近は意識的にコメントを減らしているとのこと)記事は長く『アルファーブロガー 』によるとコラムスタイル。とにかく読みでがあるし、読み飛ばせない文章力と迫力がある。今回のインタビューできっかけとしてアフリカの民族抗争(ダルフール抗争)があったことを知って少し理解できたことがあった。右寄りに見られがちだが、実は「人権」という視点(あえて欧米的と表現してある)で社会を見ているという。世の中をよくしたい、社会の欺瞞をなくしたいという思いでブログに記事を書いているとはっきりと発言しているのはりっぱ。そのfinalventさんの情報源はネットの他、ラジオが多いらしい。朝のNHKの番組と「ラジオ深夜便」。なるほど、美しい日本語を意識したコラムというスタイルはここから来ているのだ。今日(12/17)の『みずほ証券によるジェイコム株の誤発注問題は「美しくない」 』などはまさに日本語の問題を取り上げたコラムだろう。

閑話休題
ここまで書いたら自論も書きたくなっちゃった。以下、自論。
 日本の中に「人権」の概念が希薄というのは確かで、それは勝ち取られたものでないからであろう。日本には人類の多年にわたる血のにじむ人権獲得の結果が敗戦という皮肉な結果でたなぼたでもたらされた。だから人権概念がよく理解できないままで戦後60年来たということであろう。結果として押し付けられたものであっても、日本国憲法の精神は前文にあるとおり、人類が勝ち取ってきた成果であるのでなかろうか。そのことが、論じられることが少ないのはとても残念に思っている。このことは、『発見の日々』の方に書いた ことがある。