ーどうなんだろう、あまり危ない危ないというのも考えものだと思うけど。


☆その辺りは難しいところだね。昔、小学校でも、肥後守とかいう折りたたみナイフを持つのが普通で、それで鉛筆を削っていた。間もなく鉛筆削り、あの四角っぽステッドラーに代表されるやつ。さらに鉛筆削り機が出来、電動になり、シャープペンシルになり、今やタブレットやスマホになり、手で書く必要が無くなった。どんどん便利になり、世の中の常識も変わって行く。僕が会社始めて50年あまり、この期間は、まさに激変する世の中だった。


ーそうか、え〜と正確には55年くらい前なんだよね。


☆そうだ、オーディオでいうと、まだカセットは無かった。家庭に渡せる媒体としては、レコードしか無くて、ピアノ発表会など一枚だけ必要なものは、カッティングレコードと言って、レコードの原盤になるアセテート盤にカッティングしたものを、そのまま渡すような形だった。それから、カセットになり、一時的にMDになり、CDになり、映像が付くビデオテープになり、DVDになり、とこれがこの半世紀の出来事なんだから、ビックリしちゃうといか、感心しちゃうというか。


ーまた脱線だが、その真っ只中を生きて来た浅野くんにしてみれば、とめどなく思い出が錯綜するだろうね。ま、そのことは、また章を改めて書くことにしよう。料理に戻ろうか。