静かな夜の空気に波の音。
木の擦れる音が紛れて届く。
木が軽く打ち合う音が潜んでいる。
暗闇の中で目を凝らす。雨戸の隙間から入り込んだ月明かりがぼんやりと、隣で眠る従兄弟の顔を照らす。
幸せな寝顔。
起き上がると、従兄弟が唸り、寝返りを打った。
「ハル……?」
従兄弟は寝起きが良いわけではない。人の気配に敏感だ。
「厠」
「うん……」
重たげなまぶたが下り、寝息が聞こえるまでは動けない。スー、スーと穏やかな呼吸音が始まる。
木の擦れる音が紛れて届く。
木が軽く打ち合う音が潜んでいる。
暗闇の中で目を凝らす。雨戸の隙間から入り込んだ月明かりがぼんやりと、隣で眠る従兄弟の顔を照らす。
幸せな寝顔。
起き上がると、従兄弟が唸り、寝返りを打った。
「ハル……?」
従兄弟は寝起きが良いわけではない。人の気配に敏感だ。
「厠」
「うん……」
重たげなまぶたが下り、寝息が聞こえるまでは動けない。スー、スーと穏やかな呼吸音が始まる。