空気が重たい。
 はっきりとしたものではない。従兄弟たちは相変わらずだ。

 空気が痛い。
 伯父は明らかに神経を尖らせている。怒鳴り声が増えた。伯母はそれにじっと耐えている。

 暑さは最高潮に達し、夜も眠れなくなる。畳の冷たい部分を求めては、従兄弟はごろりごろりと寝返りを打つ。

 昼間の暑さに撃たれ、昼は起き上がることも敵わない。四六時中、体からダルさが抜けない。

───あん子はどうね?

 わからない。
 いや、きっとカイネなら、暑さを晴らそうと外に出て、浜辺で足を波に撫でさせているだろう。