従兄弟たち表情が明るくなった。
 彼らは身体を動かしていられるのなら何でもいいのだ。あれだけうれしそうに、自慢げに話していた漁に出られなくても。
 何かしてさえいればいいのだ。
 何でもいいのだ。

「今日はオイ、でっかか焚き火ば作ってきたっど」
「焚き火? 祭りがあったっけ?」
「うんにゃ。なんか知らん。父ちゃんたちのなんかすっとて」
「……ふーん」

 従兄弟は無邪気だ。
 害がなく、おしゃべりだ。


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