カイネ22「ハル」 靴を履く伯父が呼んだ。 伯父は無口だ。 子どもたちが騒いでも、普段は特に気にすることはない。 機嫌が悪いときはすぐわかる。騒ぎ出した子どもたちを無言で殴る。子どもたちはいつも青あざが絶えない。ものの落ちる音が絶えない。「はい」「もちょっと外には出んな」「…………」「浜にもガタクタん流れてきて危なか」「勇作たちは行っています」「船に乗る代わりたい」「片付けているんですか?」「…………。あぁ、そうや」:Novel 一覧