ちょー夏の夜の夢

『ちょー夏の夜の夢』
(ちょうなつのよのゆめ)

野梨原 花南
集英社 (1998.4)

挿絵:宮城 とおこ


内容:(紹介文より)
 ダイヤモンド伯爵処刑の日。
 みんなダイヤを救うために必死だった。
 ライーが女神コリアムの召喚法を見つけ、徹夜でくたくたのミナは、女神の住む禁足地の祠へと向かった。タロットワークは、魔法に使う鳥を狩るため、夜通し山を歩き回っていた───。
 そして刑執行の時間。強い風が吹いたあと、処刑台に突如現れたのは……。ダイヤとジオはもとに戻れるのか!?
 コバーリム編クライマックスへ!!

感想
 誰のなのか夏の夜の夢。

 子どもたちに会いたいジオラルドとダイヤモンド、親に会いたい三つ子、ジェイドを手にいれたいロゼウス、娘の反抗に悩む司祭、ダイヤモンド(男)を想うミナ、昔のことに切なくなるスマート、騙してばかりの自分に落ち込むサリタ、どうかしたいけど涙しか出ないパリス、そして思惑一杯ヴァデラッヅ。
 皆さん勢揃してクライマックスです。

 スマートの若かりし頃とか、魔法と見識だけは一流で実は落ち着き思慮威厳知恵袋もない軽薄な〇〇だなんて! こともわかってとっても楽しかったです。
 何が楽しいって、今回のことにちょっと責任感じていたり、実は努力家で子ども想いだったりと可愛いところを発見。いや、〇〇を可愛いなんて。
 さらに主役たちを押し退けてのトリ。
 流石〇〇です。持って行くところが違います。

 たくさんの問題がいっぺんに片付いてすっきりしました。夏の爽やかな夜でした。
 トリは〇〇でも。


2005.08.20-21