
『ちょー魔法使いの弟子』
(ちょうまほうつかいのでし)
野梨原 花南
集英社 (1997.9)
挿絵:宮城 とおこ
内容:(紹介文より)
ダイヤのキスによって、ジオが獣から人間に戻ってはや八年。二人の間に生まれた三つ子は、アラン王子と一緒に暮らしていた。三年前、トードリアに出かけたジオとダイヤが、行方不明になってしまったからだった。
そんなある日、アランは、奇妙な情報をつかむ。コバーリムの貴族の館に、ダイヤモンドと名乗る怪盗と、人語を喋る獣が現れたのだという……。
痛快ファンタジー、第二弾!
感想
前回、あれだけ爽快に幕を閉じ、颯爽と去った二人は、今度は何をしでかすのでしょうか。
可愛い盛りの子を置いて行方不明になって三年。子どもや友人たちの心配もその分大きくなるけれど、誰も最悪のことなんて考えてないです。
あの二人に限って、万が一なんて起り得ない、と思ってるんですよ。皆の胸に信頼と願いが籠ってます。ハチャメチャだけど、根っこはいい人たちばっかりだから。
今回、非常に人が増えて大変でした。前はその場面限りの登場が多くて良かったんですけど、常時主要人物が倍増です。
子どもと友人と味方と標的と怪しい人がオンパレードで、二人がちょっと霞んじゃいました。特に最初のラボトロームでの会話では、各人の個性、それぞれの現状を知ることはできるし、出発へのきっかけではあるけど、なんだか話が飛び飛びなきがしますよ。
さて、これからどう展開して行くのでしょうか。
いろんな危険と、新たな問題に向けて、いや、それらをどうぶっ飛ばしていくのやら……。
ちょっと怖いです。
ドキドキ。
2005.08.18-20