『弱虫 全3巻』posted with 簡単リンクくん at 2005. 7. 6
穂月 想多
秋田書店 (2001.5)
感想
『弱虫』で検索すると、立原あゆみさんの『弱虫(ちんぴら)』がたくさん出てきます。あと児童書も。
児童書はともかく、チンピラか……うん、はっきりいって全然関係ないです。つながりません。現物を見たときの衝撃を和らげるためにも、想像しないほうがいいです。
どれくらい違うかというと、前者は「弱虫君」に対して後者は「弱虫野郎」くらい違います。別のものに例えると、「みみず」と「鮫」くらいでしょうか。
さて。
主人公・山田花丸は、大学入学を機に一人暮らしを始めます。でもとっても寂しい……。というわけでちょっとイカしたペットを飼うことにしました。
その名も「弱虫」。とっても弱い虫です。
持ち帰ったその日に箱から出すと空気の悪さに死にかかり、散歩の途中でコケて骨折し、首を括ろうとして首がない……。寂しかろうとさらに「強虫」を購入したものの、強すぎて大変。
でも、手間のかかる虫たちながら、花丸は家族ができたことに大喜び。
……というお話です。
回を重ねるごとに変な……いえ、楽しい仲間も増えます。二足歩行の犬、キュートなお下げ髪の少女、虫研究家、鳥にしか見えない店長、素手で石を割る芸術家などなど。
絵も話もコミカルで、らくーな気持ちでサクサク読めます。ちょっと落ち込んだとき、悲しいときにぴったり。でも、笑い声を上げても不審に思われない場所で読みましょう。
2005.06.026