だれも猫には気づかない
赤尾 秀子 / McCaffrey Anne(アン・マキャフリー)
東京創元社 (2003.2)
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(だれもねこにはきづかない)

内容:(紹介文より)
 時は中世。
 エスファニア公国の若き公、ジェイマス五世の老摂政が亡くなった。先見の明をそなえた摂政は、生前、国の平安のためにさまざまな対策を講じていた。だが、その一策が摂政自身の飼い猫、ニフィのことだったとは!
 賢い猫はやがて若き領主について回り“摂政”として仕えはじめる。

感想
 その猫は三兄弟のうち一匹だけ黒煙色の毛並みでした。それ以外は特別な--たとえば、リボンをしたり長靴を履いたり、月から来たり人語を話し出したりとか--特徴は見当たりません。
 賢臣だった老摂政の側に常にいた猫ニフィは、彼が亡くなると、彼の主・若き公主ジェイマスを“認めた”のです。
 ジェイマスの身を守り、恋路を邪魔する者は誰であろうと許さない!
 勇敢な彼女は敵地に忍び込みます。

 今回は外した紹介はしてないのです。
 まさにそのままなのです。

 絵本にしても良いくらい快活で面白かったです。サクサクと進みます。きっと大人も楽しめる本になるでしょう。
 何が一番の見所かって、山場で人間が右往左往してる間にニフィがちょいちょいと片付けたところ。猫は猫なりに猫らしい方法で見事解決してくれます。さすが主役だね。

 内容量の割に人が多い気もしました。これだけの人数なら、長編やシリーズにしてそれぞれの活躍が欲しくなりました。でなければ、メインとモブの差異をもっと付けるとか、ね。
 でも、あっさり感を保ったまま面白さを残すならこうなるんでしょうか。いやでも、うん、うーん……。

 ちなみに、わたしが読んだのはこちらですが、同じもののようです。


2005.06.18