緑のアルダ 7 蒼い雪原

榎木 洋子
集英社 (2004.8)
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挿絵:唯月 一

内容:
 守龍を求めて都を立った王女アナンシア一行。王女の乗る馬車の他に、なんと荷物を乗せた四台もの馬車。騎士に従者、侍女、料理番、魔法使いという大所帯は、通り道にある伯爵家に一晩の宿をとることにした。
 繰り返される豪華な宿泊先ともてなしに、アルダ・ココたちは言い出せない不安を覚えていた。そして事件は、突然の吹雪とともにやってきた。

感想:
 七巻目にしてやっと出発です。リダーロイス・シリーズなら前巻で終わって外伝に入ってます。こんなことならもっと続けてほしかった。外伝でないかな~。

 で。
 大所帯でうんしょこらしょと進む王女一行ですが。
 予想はしてたけど大変です。王族にとって、綺麗に贅沢に豪華にしておくのも象徴として大事なこと。
 でもアルダ・ココたちはそう簡単に割り切れません。ただ龍を探すだけでなく大切なところを見てほしいと思いながらも、なかなか口には出せない。今まで蝶よ花よと大事にされてきた姫には身一つになれというのは難題。周りもこれが当然だと思ってるからさらに難解。

 そこへ来て事件です。

 アルダ・シリーズでは行動力のあり過ぎるレディが多いようで、後から後から事件を持ってきます。榎木先生のには多いなぁ。
 顕著なのがちび王女シリーズで、コミカルな御伽話風味、と見せかけてかなり凶暴です。アルダ・ココがいかにお淑やかなお嬢さんかわかります。

 そして、今回は華々しい出番はないものの、おいしい役のウルファ君。
 最後のはちょっと苦しかった気が……。


2005.05.19

『緑のアルダ 1 石占の娘』
『緑のアルダ 2 荒れ野の星』
『緑のアルダ 3 千年の隠者』
『緑のアルダ 4 謀略の都』
『緑のアルダ 5 虹の白夜』
『緑のアルダ 6 旅立ちの丘』