新月の前夜祭


瑞山 いつき
角川書店 (2004.6)
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(すかーれっと・くろす 3 しんげつのぜんやさい)

内容:(紹介文より)
 ヴァンパイアの少女ツキシロは《神の子》と謳われる不良神父ギブの《聖なる下僕》。“主と下僕が恋をしてはならない”という禁忌の前に、自分の想いを告げられない日々を送っている。
 だがある夜、彼女はギブを狙ってきた《使徒》に襲われ、駆けつけたギブの師匠のビル司祭らに助けられる。ギブの抹殺をはかる枢機卿一派の動きが激しさを増すなか、ツキシロは主人を守ろうと必死になるのだが、宿敵ヨセフもついに暴走を始めて--

感想
 子は親の背をみて育つといいます。ギブは確かに、育ての親の背をみて、教えのまま、厚顔不遜に成長したようです。
 師匠、責任とって更生してください。巨乳美女好きな有能祓魔師なんて騒動の種にしかならないです。
 でも、よく考えたら、命狙われたり下僕傷つけられたり、始終女の子に泣かれたり巨乳美女にフラれたり、天敵に彼女見せつけられたりと散々な目にもあってますね。
 うん。人生は平等だな。

 さて、前回で黒幕を聞き出したはいいけれど、あまりに大物と知り、迂闊に動けないギブたち。師匠の応援は頼もしいけれど、そこへきて彼、宿敵ヨセフ。逆恨みっぽい人。
 今回はなんでしょうね、ヨセフが影の主人公みたいでした。それともそろそろ使い終わられてしまうんでしょうか。

 冒頭から中ほどまで、複数の回想があって見にくいような、一杯食わされたようなギリギリのラインがありました。長く続いたら完全に混乱したでしょうけど、早めにわかって良かった。
 大きい彼のは必要だったのかな?

 ツキシロは今回も散々な目に遭い、始終泣きとケガでかわいそうです。
 ここまでズタボロにされるヒロインも珍しい。見ただけで攻撃されるなんて憐れだ。かと思えばベタベタに慰められて……まさに飴と鞭をやられています。


2005.06.20-21

『スカーレット・クロス 混ざりものの月』 2005.01.11-13
『スカーレット・クロス 2 月闇の救世主』 2004.02.27