
(ふうさつき 9 めいげんのつき)
挿絵:西 桐子
内容:
時は平安、都は京。
大江山に棲む盗賊たちの頭領・酒呑童子は、近頃一人で考え込むことが多い。仲間たちは気付いているのかわからないが、自分だけ姿が変わらないのだ。
ある日酒呑童子は、盗みの下調べ中に道に迷い、一台の牛車に行き合う。それが遠い未来で戸倉聖と名乗ることになる運命への扉だとは知らず、酒呑童子は牛車に乗る老爺に名を聞いた。
「--安倍清明という」
感想:
番外編のような二話。
まだ聖が酒呑童子、弓生が雷電と名乗っていて、偶然にも安倍清明と出会うお話です。
聖は全然変わってないけど、ちょっと子供っぽいです。思春期なのか、反抗したり怒ったりと忙しく表情を変えています。
その頃丁度、自分だけおかしいことに気付きだした頃で、仲間にあたり、寂しさに苛まれていると、すっと雷電が現れて「清明さんちに行こう」と手を引いて--て途中で妄想にすり変わってるし。半分は信じないで下さいね。
弓生はまだちょっと堅くて、長い髪をそのままにしてるので女みたいを連発されています。口にしたら一瞬にして黒焦げですね。こーんがりと。
本当に出会うだけで、お互い顔と名しか知らないまま別れるんですが、聖にとってここから岐路の始まりだと思うとワクワクします。
どうやってのあの単純な脳ミソで考えに辿り着いたんでしょうね。不思議だなー。
もう一話。
昔のオサキ持ちの言葉いいですねー。
生まれてきたということは、
後悔するようなことじゃないんですよ。
どうか、つつがなく生きていってください。
あんちゃん、カッコいいなー。
え、現代の? いいんですよ彼は。大丈夫です。
たぶん。
2005.04.27-28