『御宿かわせみ 10 閻魔まいり』
 (おんやどかわせみ 10 えんままいり)


著 者:平岩 弓枝

発 行:1991年6月
発行所:文芸春秋

内容:
 初節句を迎えた大商家の初孫が誘拐された。だが身代金の要求がいつまで経っても来ない。子守りの少女の証言により捜索が行われるも、犯人からの接触もなく、目的は一向にわからないままだった。
 東吾と小さな旅籠の女主人るい、八丁堀同心・畝源三郎たちが、江戸の下町で情溢れる人間関係に出会う捕物帳。

感想:
「蛍沢の怨霊」
 まさに痛恨の一撃。
 もう立ち直れない。

「金魚の怪」
 家庭内のお父さんて孤軍奮闘が多い。
 なぜだろう。

「露月町・白菊蕎麦」
 惚れっぽいのか趣味がうるさいのか。でもわが子は可愛いんだね。それでもしつけは必要だよ。
 美味しい蕎麦がもったいない。

「源三郎祝言」
 あぁ。息子を嫁に、いや息子が嫁をもらう気分。ハラハラものです。
 おめでとう源さん! 幸せに!

「橋づくし」
 友達を取られてちょっと寂しい東吾さん。いらん世話を焼いてみたら返り討ちに遭いました。
 それにしても、源さんののろけが聞けるなんて夢にも思わなかったよ。良い嫁さん貰ったね。

「星の降る夜」
 旦那、旦那。池袋の女は要注意ですぜ。
 石やら座布団やら箒が飛んで来るから。

「閻魔まいり」
 女の怨み辛みはおっかない。目の前で幸せいっぱいな顔をされると、積もり積もったものが爆発することもあるさ。

「蜘蛛の糸」
 失敗を恐れずやり直すことはとても勇気のいることで、同じものを目指すとしても同じものはできない。それが嫌だなんて思うようになったのはいつからだろう。


2005.02.20-21

『御宿かわせみ 1』
『御宿かわせみ 2 江戸の子守唄』
『御宿かわせみ 3 水郷から来た女』
『御宿かわせみ 4 山茶花は見た』
『御宿かわせみ 5 幽霊殺し』
『御宿かわせみ 6 狐の嫁入り』
『御宿かわせみ 7 酸漿は殺しの口笛』
『御宿かわせみ 8 白萩屋敷の月』
『御宿かわせみ 9 一両二分の女』