『スカーレット・クロス 2 月闇の救世主』(すかーれっと・くろす 2 つきやみのきゅうせいしゅ)
著 者:瑞山 いつき
挿 絵:橘 水樹・櫻 林子
発 行:2004年2月
発行所:角川ビーンズ文庫
内容:
新種のヴァンパイア・ツキシロは、《聖なる主》である、神父というには不良だが最強の祓魔師ギブを追ってきた。
彼の幼馴染みレオンに会うも、ギブとレオンの二人は喧嘩別れしてしまう。どうにか仲直りしてほしいと思ったツキシロは、レオンからの食事の招待を受けた。
その時すでにレオンの胸に、揺らぎがあるとも知らず。
感想:
類は友を呼ぶと言います。
不良神父の友は変態神父です。
そんな二人に挟まれた、無邪気に純粋なツキシロの前途は多難のようです。
負けるなツキシロ! 胸を大きくする方法はいくらでもあるから。美脚美人を目指すも良いし。
シリーズではなく、続きものとして読んだほうが良いです。まったくわからないことはないけれど、心境の変化が捉えにくい。敵対する相手との初接触や性格、また世界観をきっちり掴むためには前巻の一読が必要でしょう。
前巻では一応の終わりは見せたものの、風呂敷は広げられたままでしたから。
ギブの少年時代が出てきます。
予想に違わず過激なお子さんだ。
そんな少年は親友と呼べる相手を得て、まっすぐ--やや独走気味に成長して現在に至るわけです。
止めてやってよレオン。あんたが頼りよ。例え変態でも使いようで役に立つ。ホラ、何とかと鋏は使いようって言うし。
単純な君は使いやすいんだ、ツキシロ。
負けるなパンチだ!
2004.02.27
:『スカーレット・クロス 混ざりものの月』