『御宿かわせみ 7 酸漿は殺しの口笛』(おんやどかわせみ 7 ほうずきはころしのくちぶえ)
著 者:平岩 弓枝
発 行:1988年10月
発行所:文芸春秋
内容:
与力を兄に持つ東吾と小さな旅籠の女主人るい、親友でもある八丁堀同心・畝源三郎は、村娘に母を捜していると相談を受けた。母とそっくりな人がいるのだが、本人には人違いだと言われたのだ。それでも娘は諦め切れていなかった。
感想:
「春色大川端」
年明け早々、えらいさわぎです。
欲だの色だのあんたはもう!
「酸漿は殺しの口笛」
母を求めてちょっとそこまで。
頭のいい詐欺師の登場です。これからてんやわんやする予感。
「玉菊灯籠の女」
女の悋気と嫉妬が一番厄介だそうです。
みなさん、気をつけましょう。
「能役者、清大夫」
文武両道でも根性が悪ければ豚に真珠なわけです。鶏を捌くはずの包丁が人間を切っていたり、爪切りで肉を切ってしまったり……痛かった(つ_T)
モノは使いようということで。
「冬の月」
世間の目を気にして親の面倒をみるなら止めなさい。親が迷惑です。そんなふうにしてまで面倒をかけたいなんて親は思っていません。
「雪の朝」
男女の仲は熱しやすく冷めやすい。
若い頃の過ちは苦くなる。炒り過ぎたコーヒー豆のように苦く、濃く、深く胸に残る。それを濃厚な味わいと楽しむのか、ただ苦くて不味いと後悔するかは、後にならないとわからないね。
2005.01.22