『御宿かわせみ 5 幽霊殺し』
 (おんやどかわせみ 5 ゆうれいごろし)


著 者:平岩 弓枝

発 行:1985年9月
発行所:文芸春秋

内容:
 与力を兄に持つ東吾と、小さな旅籠の女主人るいの恋は、見てみぬ振りの周囲に温かく見守られていた。そんな二人に当てられっぱなしの八丁堀同心・畝源三郎の手伝いをしながら、東吾は様々な事件にめぐり合う。


感想:
「恋ふたたび」
 愛人、本妻、異母兄弟、嫉妬、いじめ……お、大人なんて、大人なんて、大人なんてぇ!
 正吉、立派な男になれよ。父ちゃんは見習うな。

「奥女中の死」
 嫁にも行かず仕事一筋。
 ご主人様がなかなか離してくれないんなら、そのご主人様が仲介してくれても良いと思うんだけど。召使の嫁入りなんて二の次三の次よ、ってことなの?

「川のほとり」
 病弱虚弱。
 そんな彼にとって跡取り息子という立場は辛いお役目でした。
 トラウマって怖い。寝ても冷めても辛いのね。

「幽霊殺し」
 つまり成仏させたという温かいお話しかと思って期待したわたしがバカでした。このときめきを返して。

「源三郎の恋」
 わ、わたしは、十手を握ったことしかありませんが、貴女となら、手を繋いでいたいと思いました……なんて言ってる源さんを想像しました。ラブコメ体質だな。

「秋色佃島」
 知らない人からお饅頭あげると言われても、貰ってはいけません。たとえ差し出されたお饅頭を見て空腹を覚えてもです。たとえそのお饅頭に「最高に美味い」と書かれていてもです。
 いけませんよ、お吉さん。

「三つ橋渡った」
 スゴイとーちゃん発見。直ちにひっとらえよ。ついでにその仲間もひっとらえよ。


2004.12.25-26