『黄金のアイオーニア 青き瞳の姫将軍』(きんのあいおーにあ あおきひとみのひめしょうぐん)
著 者:藍田 真央
挿 絵:凱王 安也子
発 行:2003年6月
発行所:角川書店 ビーンズ文庫
内容
自治領ティレネには戦女神がいる。姫将軍と謳われる十六歳の少女アイオーニア。
異民族の傭兵エフェロスは、ティレネの将軍に雇われ、そこでアイオーニアと出会う。彼女の少女らしい明るさと裏腹に、戦場に立つ時の虚勢をはる姿に気付くも、たやすく手を差し伸べてしまう自分に困惑する。
またアイオーニアは、そんなエフェロスに禁忌の思いを抱いてしまう。
感想
それぞれ美人な三姉妹のお話です。
駆落した母を持つ、半分は異民族の血を引く長女ドーリア。
母が奴隷だったため、自らも奴隷身分の三女イオニア。
そして、女だてらに戦場に立つ次女アイオーニア。
血の繋がった姉妹でありながら、性格も立場も違う三人の葛藤と一瞬の間の成長、選んだ道--後悔は後でするものなんだな、と納得。
たとえば、幸せは、小花が密集して一輪となったもの。
緑色の葉が色を際立たせ、茎が支えてくれて初めて一輪になる。そのことに気付く花びらは少なくて、それもずっと後になってから。散る時に初めて、自分を取り巻くものを知ることになる。
道を選ぶって大変なんですね。
気になったのは、時々片仮名が出てきたことかな。英語にするくらいなら日本語のほうが世界観があってよかった。
:緑翠のロクサーヌ -王を愛した風の乙女-』