『御宿かわせみ 3 水郷から来た女』
 (おんやどかわせみ 3 すいごうからきたおんな)


著 者:平岩 弓枝

発 行:1980年10月
発行所:文芸春秋 文春文庫

内容:
 与力の弟・神林東吾と、御宿「かわせみ」主人・るいは恋人同士。兄夫婦と友人に、二人の忍ぶ恋は静かに見守られていた。
 江戸の下町で繰り広げられる、人情捕物帳。

感想:
「秋の七福神」
 なかなか手の込んだお蕎麦屋さんでした。こうやって押し込み強盗に入ればよいんですね。勉強になりました。
 良い子は真似しないように。

「江戸の初春」
 あっちの兄弟もそっちの夫婦も腹黒い。性根の良い息子でよかったね、旦那さん。でも人には適正っていうのがあるんだよ。

「湯の宿」
 湯煙温泉殺人事件。犯人は誰だ!?
 お父つぁんっ! 娘の祈りは届くのか--。
 って書くと違うお話に見えますね。

「桐の花散る」
 親子の繋がりってすごい。ちょっと感動。(T_T)

「水郷から来た女」
 女剣客って格好いい。彼女はもちろん強いけど、とっても健気。そんなところに惚れんたんだね。恋は盲目って言うけど、方向を間違わなければ幸せですね。

「風鈴が切れた」
 頭いいなぁ。やること汚いけど。

「女がひとり」
 二股。二股だ! 一方は純愛、一方は悲愛。
 長いものに巻かれたのも、短いものを追いかけたいのもわかるけどね、それで両方を見失ったらゼロでしょ。

「夏の夜ばなし」
 偉い人ってお茶目なことする。良いんだか悪いんだか。

「女主人殺人事件」
 そういえば、るいも女主人……。

2004.12.13-14

『御宿かわせみ 1』
『御宿かわせみ 2 江戸の子守唄』