『緑のアルダ 2 荒れ野の星』(みどりのあるだ 2 かれののほし)
著 者:榎木 洋子
挿 絵:唯月 一
発 行:2003年5月
発行所:集英社 コバルト文庫
内容:
コーサ国に守護龍を迎えようと王都を目指すアルダ・ココたち。途中、ウルファを辻斬り犯と決め付けた街に寄るが、そこでおかしな貴族に保護される。それでもウルファの疑惑が晴れるわけではなかった。
条件付で泊めてもらった宿から出ることもできないウルファに、悪夢の呪いがかかる。地狼ヨールのおかげでなんとか跳ね除けたが、全ては始まったばかりだった。
アルダ・ココはなんとか誤解を解こうと、石占いをする。
感想:
拗ね拗ねウルファです。
疑われてちょっと傷ついたけど、それを表に出せない微妙なお年頃です。それがさらに疑いを濃くするんだって言ってもわからないよね。うん。
生まれ育った東の果て半島とはまったく違い、大陸は緑豊かです。初めて目にするものに、美しい自然に、アルダ・ココは感動してばっかり。だからといってウルファは冷たくあしらったりしないところが、根が優しいって言うんだよ。認めなさい。
辻斬りといえばジャック・ザ・リッパーを思い出しますが、この世界ではパワーアップ版です。ただ斬り裂くだけではないんですね。一人につき一つの……ごほん。いや、これはネタバレか。
変わり者の貴族は変わり者ですが、顔はいい男です。顔は。
友人を亡くしてちょっと落ち込んでるけど、まぁ、世の中まだまだ友達になれそうなやつはいるさ。死んだ友人の身代わりは誰もできないかもしれないけど、ほら、ウルファとか友達いなさそうだから、ちょうどいいよ。
げふん。
04.12.25