(みどりのあるだ 5 にじのびゃくや)
挿絵:唯月 一
内容:
牢獄の見張り番を殺し、貴族を傷つけ、囚人を脱走させたのは、赤毛の剣士--再びお尋ね者となったウルファ。逃亡者となってしまった師匠を助けるため、誰も巻き込むまいとポンパール一座の手も振り切って一人逃走する。走りどうしの体は悲鳴をあげた。
城で知らせを聞いたアルダ・ココは、だが信じなかった。あのウルファがそんなことをするはずがない--城に軟禁されたアルダ・ココは、アナンシア姫の助けを借り、夜の街に逃げだす。
感想:
は、早い。猛スピードで展開します。
ついていけないことはないけれど、もう少し情緒がほしいな、と思いました。説明ですませられてばかりで、いいとこなのに、もったいないなぁ。ウルファが苛められたりイジけたりと、見せ場も良かったのに……いや、それだけじゃないけどね。
お騒がせ魔王ウルファ。
小さい頃の彼がどんな人物だったか……。
ガキ大将だったなんて、なんて似合うんだ!
クールな親分は仲直りもクールだが、ママのことになると目の色が変わるなんて。気持ちはわかる。見てると危なっかしくて手を貸したくなるんだ。なぜ気付かないんだと突っ込みたくなるんだ。わかる。
だから田舎者のお人好しアルダ・ココのことも放っておけないし、人に頼るのに慣れてない。自分のことは自分で、他人のことも放っておけない--苦労性だなぁ。そこがいいんだけど。
それにしても、初登場ではカッコイイお兄さん貴族だったカートラム。
……。
株が下がっております。
この巻で一息つくかと思ったら、そうはいかないようです。
急いてはことを仕損じるけど、急がば回れだ。
2005.04.12-13
