『そのとき君という光が』(そのとききみというひかりが)
著 者:高殿 円
挿 絵:小田切 ほたる
発 行:2004年8月
発行所:(株)角川書店 ビーンズ文庫
内容:
豪腕乙女なフラン(フランチェスカ)は、悪神ゼフリートの《リトスの仮面》の継承者を追うはずが、即位五周年の式典があるとか何とかで足止めされてパルメニアの首都に。そこで思いもしなかった人物が継承者になっていることを知る。
継承者に会うため、運良く人脈を得て王宮に乗り込んだフラン。なんと傷心中のパルメニア国王ミルドレッドに利用されて愛人に! 誰が貴様の愛人だー! と言いつつも、まぁ協力してやってもいいかな、とフランは王宮に腰をすえた。だってドレスが可愛いし、仮面の継承者とも会う段取りをつけてくれるって言うし。
だが仮面の継承者はフランを避けているような……。
そして、式典当日、何かが起こる--。
感想:
何かが起こる--って何がさ、と自分で突っ込みました。ごめんなさい。説明のしようがなかったんですよ。言ったらもったいないし。
内容説明では出てきませんが、キーポイントはミルドレッドの幼馴染です。
好みは年上の女性。贈物の花が多すぎて買うのが面倒だから庭を花園にしてしまったというプレイボーイ……ガイ? それでもミルドレッドの心のオアシスその3のようです。って上に二人もいるのね。いやでもね、この巻に来て一気のその1に格上げになった気がするようなしないようなするような気がしました。
仮面の継承者も意外な人です。どんな人なのかはお楽しみに。
その人の長い独白があるのですが、読んでいると何かこう胸がドキドキしてきました。恋でしょうか? いやいや、怖かったんだよ、濃くって。
独白の終盤にかかると自分も誰かを恨まないといけない気がしてきましたが、よく考えると恨む相手がいないので一瞬にして冷めました。淡白な自分に万歳。
強い感情って見てるだけでこっちにうつってきそうですよね。怖いコワイ。
それにしてもミルドレッドさんですが、フラれっぱなしです。顔はキレイで王様で頭も多分よくって性格は横に置いておくにしても、どうしたんでしょう?
逢引しすぎたんだね。永いんだよ君。さすがのロジェも堪忍袋の緒が切れるさ(ぇ
2004.11.13-14
:『そのとき翼は舞い降りた』
:『そのとき鋼は砕かれた』