『空ノ鐘の響く惑星で 2』
 (そらのかねのひびくほしで 2)

著 者:渡瀬 草一郎
挿 絵:岩崎 美奈子

発 行:2004年2月25日 初版
発行所:(株)メディアワークス 電撃文庫

内容(表紙折より)
 “来訪者(ビジター)”と呼ばれる異世界から現れた存在の手によって、アルセイフ王国は王と皇太子を同時に失った。
 “来訪者”たちはそのまま逃走し、殺害現場にいた第四王子フェリオには、疑惑のまなざしが向けられる。そんな中、第二王子レージクについても奇妙な“噂”が流れ始め--! 王位を巡り騒然となったアルセイフ王国の行方は? そしてフェリオの運命は!?
 一方、来訪者たちの力を目の当たりにした司教カシナートはその力を手に入れようと動き始める--。
 渡瀬草一郎が贈る異世界SFファンタジー第2弾、登場!!

感想:
 異邦人によって殺された父王と兄王子。その葬儀と暗殺の疑いを晴らすため、主人公フェリオはお家に帰ります。二人が殺されたことに責任を感じる少女のことも気にかかるけれど、今は追うこともできません。
 粛々と進む葬儀はどこか遠い世界のような気がして、実際、アルセイフ国王家は温かい家庭ではないので、涙も出ません。
 王と皇太子を亡くし、次の王として挙げられた二人--第二王子と亡き皇太子の息子--をそれぞれ支持する派閥がぶつかり合います。静観を決める無派閥派の代表の言葉に、フェリオは自分の身の振りを決めました。
 ところが、さらに、国の重要人が暗殺されます。
 誰が?--
 他国の仕業である可能性を振り切り立ち上がった第二王子レージク。彼の目的は一体…?

 まじめに内容を拾ってみました。

 第二巻目です。主人公フェリオの家庭事情が言葉以上にわかる巻です。
 友人のウルクが良い感じに味が出ています。師匠のウィスタルも男前です。この二人がタッグを組むと面白いような気がします。
 美少女と野獣。いいかも。

 ところどころで見せるフェリオの機敏さと果敢さが活かされる場面もありますが、友人たちとワイワイと仲よくしているところがやはり好きです。そのギャップも面白い。
 潔さも優しさの一つです。

2004.11.03-04

2004.11.11
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:『空ノ鐘の響く惑星で 4』
:『空ノ鐘の響く惑星で 3』
:『空ノ鐘の響く惑星で 1』