『緑翠のロクサーヌ -王を愛した風の乙女-』(みどりのろくさーぬ おうをあいしたかぜのおとめ)
著 者:藍田 真央
挿 絵:凱王 安也子
発 行:2004年8月1日 初版
発行所:(株)角川書店 ビーンズ文庫
内容(裏表紙より)
戦いの日々の中、アルカシアの若き王ライアスは、思い出の少女にそっくりな舞姫ロクサーヌと出会う。勝気で明るい、しかしどこか傷つきやすさを抱えたロクサーヌとライアスは、少しずつ心を通わせていくが、実は彼女は敵国タウに雇われライアスを暗殺するために潜入した、暗殺集団『風のバスパ』のスパイだった! 任務と恋のあいだで、引き裂かれるロクサーヌ。敵味方でありながら、惹かれあってしまった二人の運命は--。
感想
前作『黄金のアイオーニア』からずいぶん空いた発行。でもあれは面白かったな、と頭の隅に残っていた。
『黄金の…』は詳細は思い出せないが、この『緑翠のロクサーヌ』とはつながりがある。前作では脇役だった人たちのお話。
戦いと愛、ってのは同じ。泣くほど悩んで、たくさん傷ついて手に入れたり、失ったりして。でも一番好きなものを一番大切にするのが自分の生き方だ、って気づくためのお話。
二作とも「愛する人と一緒にいること」が一番大切にしたいものになってる。まぁそれに限らず、人によっては親だったり兄弟だったり、友人だったり恋人だったり、国だったり立場だったりと、いろんな大切なものがあるけど、そのなかで一番守りたいものは何なのかな? と考えてしまった。
兄が好きだけど父に認められたい少女と、もう誰も自分のものにしたくない青年。うっかり傷を開き合って、そこに塩を塗るように好きになってしまった……のかな? うん、認めよう、好きなんだ、と立ち直る少女が主人公です。
:2004.11.1-2
:2004.11.11
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