『空ノ鐘の響く惑星で』(そらのかねのひびくほしで)
著 者:渡瀬 草一郎
挿 絵:岩崎 美奈子
発 行:2003年12月25日 初版
発行所:(株)メディアワークス 電撃文庫
内容(表紙折より)
毎年、ある季節になると、空から鐘に似た音が降ってくる世界。
『御柱(ピラー)』と呼ばれる宙に浮く巨大な柱がある世界。
そんな世界に生じたひとつの噂話--。“深夜をまわる頃、『御柱』の一部に、若い女の姿が浮く--”
事実を確かめに行ったフェリオの前に現れたのは、御柱の中に浮かぶ男装の少女の姿だった--。
一人の少年と少女の出会いが歴史を創る……!
『陰陽ノ都』、『パラサイトムーン』の渡瀬草一郎が渾身の力で作り出す『世界』と『人々』が向かう先は--。
感想:
『陰陽ノ都』を読んだのは、確か去年。もしかすると一昨年……。
それからぽつりぽつりと出るので気が向けば探していた名前。それもここしばらくはご無沙汰で、書籍検索でたまたま引っかかってきたのが、この『空ノ鐘の響く惑星で』。
やっぱり最初は名前に引かれ、誰だろう、と著者を見るとこの人だった。お、新しいのだ、とウキウキと手にした。2巻しか見つからずしばらくお預けを食らったり、カウンターでなかなか該当のものが見当たらなかったりして、なかなかの釣り師だ。
時代物、現代物ときてSF。
どれも人間以外(またはそれに類似するもの)がウヨウヨしていて楽しい。
そして人間が面白い。見渡せば似たような人がいるな、と思うくらいの親近感と、こんな人がいたらな、と思う好奇心を沸かせる。
『空ノ鐘の響く惑星で』。これは第1巻目となる。
退屈だけどまぁいいか、なんて日々を送る主人公が少女と出会い、不安と新鮮さを味わう。しかし、それだけではなかった。同国の反対側では小競り合い、裏で蠢く怪しげな影--そんなものとは遠い場所にいたはずの主人公のもとに、大惨事と不穏な空気までやってくる。
可愛い猫を拾ったらノミまで付いてきた、みたいな状況。いや、ノミのほうがまだ可愛いか。
続きは今のところ4巻まで。
岩崎さんのきれいなイラストも必見。
楽しみだな。
2004.10.30-31
2004.11.11
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:『空ノ鐘の響く惑星で 4』
:『空ノ鐘の響く惑星で 3』
:『空ノ鐘の響く惑星で 2』