かつて、CO2では | My-Hero

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ヒーローに憧れた夢。

容赦なく、ギラギラに照り付ける太陽。自身の体温よりも高い気温との予報を聞いただけで、心身共に朝からぐったり脱力してしまう。
今日も一日、暑くなるのか。


それでも楽しいと、はっきり断言できたあの夏もすっかり身を潜めた。十五夜のお月様の趣を皮切りに、そう、秋がやってきたのだ。
四つの中で、最も過ごしやすい季節。


半袖短パンのラフな家着との別れを惜しみつつも、長袖を温かく迎え入れる衣替え。その生地にまだ厚みは認められないが、なるほど薄い一枚でも体感温度は劇的に変わるものだな。
あったかい。


しかしながら服だけでは、朝冷えまでは乗り越えられない。布団を用意しなければ。夏の終わりを待たずして、早くも投入済みであった毛布の上に、五倍位の厚みの布団を掛ける。
うむ。あたたかい。


この常識は間違っていると、とある記事で読んだことがある。何やら羽毛布団が下で、毛布が上の方が保温効果が高いとのこと。
常識を覆す、新事実。



今年は大きな台風が何度も日本列島に上陸し、各地で多大なる被害をもたらしている。地球の温暖化が、原因の一つとなっているのだろうか。むしろそれ以外の原因は、どんなことが考えられるのであろう。


かつて地球では、こんなにもCO2を排出する生業が誕生することを知る由もなかった。人口の増加、技術の進歩、人類の繁栄に伴いCO2は無視できる存在ではなくなっていく。


季節が変わるが如く、時代は常に移り変わってゆく。かつての常識は、今の世間に当てはまることの方が少ないのではないだろうか。


かつて。この言葉を用いる際に少しだけ哀愁が漂うのは、昔を懐かしく思う感覚が浮かび上がっているに違いない。かつて、CO2では…この機会に、私たちは一体何を想像することができるのであろう。



ヒーロー、

懐かしむ間も

惜しむかのように

貴方は

今この瞬間も

笑顔で輝いている。



また みつけます。