真っ白い封筒に、青空の便箋
黒いペンで
「拝啓」から始まり
「また 書きます。敬具」で終わる
拝啓 ヒーロー様
こんにちは。
昼夜の寒暖差が大きく体調を崩しやすい季節かと思いますが、風邪など引いていませんでしょうか。どうかお身体を大切になさってください。
また周りに咳をしてる方、鼻声の方が増えてくることと思いますが、移されないようにご注意ください。Tシャツ1枚なんて薄着はせず、温かい格好でお過ごしくださいね。
いよいよ今週末に迫って参りました、ヒーロー日。約1カ月ぶりにお目にかかります。この間にも様々なことがあり、とても長く感じておりました。
それでも、楽しみが待っているということは幸せなことです。貴方と出会えていたからこそ、今生きている私があります。感謝してもしきれない。「ありがとう」なんて、本当にちっぽけな言葉だけど、貴方には心から伝えたい。
ヒーロー、ありがとう。
貴方への愛が、私の生きる力です。
さてさて、今回も全力で楽しみたいと思います。ヒーローと、会場と、皆さんと、私たちと、みんな一つになって幸せの環をつくれることを待ち遠しく思っています。その時間が今からとても愛おしいです。
年末に向けお仕事も忙しくなり大変かと思いますが、どうか私たちにも笑顔を届けてください。本気で期待して、全力で応援しています。
また 書きます。 敬具
あのっ、サイン書いてもらえませんか!?
おー、ええよー。
ありがとうございます!
こんなちゃんとした色紙久しぶりやw
家宝にします。
ごめんな、俺ペン持ってないねんなー。
あ、すいません。これをっ
ありがとう。
いつも応援してます。今年の夏休みは、追っ掛けみたいなことしちゃいました。
夏休み?
はい。
13日は、
14日は、
15日は、
16日は、、、。
ほんまにぃ!?それめっちゃすごいなwあ、おーい、サインしたってー
ほーい。
いつも見てくれてんねんて。
あ、そっちも?むこうも来てくれてるよね?ありがとー。
良く分かんな。でも夏休みは知らんやろ。な!?
夏休み?
な?追っ掛けしてくれてんな?な!?
…
なんやねんその急な緊張は。さっきまでの流暢さはよ。
俺のこと好きなんやもん。仕方ないやんな?
なんでやねん、俺の立場はよ。
いえ、お二人とも大好きです。握手してもらってもいいですか?
え~、俺でええの~?
尊敬してますっ
うそうそ、ありがとぉね。
ふわぁ~
こっちが恥ずかしくなるわ。
ほい書けた。
ありがとうございます。
お前も握手したりー。
俺とはまだやんな?
え?
待ってるで。
…
いっつも応援してくれてるもんな。
どうして…
ちゃーんと見てるよ。
…ありがとうございます。
自分もちゃんと見ててよー。
ちゃんと見てます!
ありがと。頑張ってよ。
頑張ります!
言うてみ?その通りにするのが男やし。
待っててください。
うん。そのときは、握手しよな。
お願いします。
「FUN LETTER」vol.20編 完。