我ながら、キレイな内臓だった。
テレビで良く見るピンクのあの感じ。
でも、自分の中を見るって不思議。
すっごく変な感じ。
素人だから分かんないけど
他の人と比べた訳じゃないけど
いい線いってる気がする。
線ていうか、色?
よーく見えたよ
病院につくと、受付る。
しばらく待機。
案内されて上階へ。
血圧を測ってもらう。
紙コップに謎の液体をもらう。
恐る恐る口へと運ぶ。
なにこれ!?
うっすー
それだけを飲んだことはないけど
ホエイみたいな感じ。
なんですか!?もうちょい上げて!
ホエイー
謎の液体は、胃の中の泡を無くすらしい。
へ~。
胃の中に泡あるんだ。
そこからっ!?
世界、不思議発見。
体を反転して、液体を満遍なく。
次は喉に麻酔。
麻酔のジェルを喉に置いとくみたい。
狐につままれたように、ジェル注入。
コーーーォォオ
あ、確かに。
なんか、感覚がなくなってきてるような。
そんな気が、する気がする。
最後はスプレー。
飲み込むとさらに麻酔力アップなんだって。
それからはもう、唾を飲み込んではダメですと。
逆にね。
全て吐き出さないといけない。
普段意識して唾を飲み込んでる訳ではないから、これが難しい難しい。
どっから苦しかったですかー?
さ、いざ出陣。
先生の元へ。
あ、前回と違う先生だ。
「なるべく辛くないようにするね」
この先生めっちゃ優しい。
力を抜いて。
楽にして。
頬っぺたを枕につけて。
もうちょっとこっちへ。
最初が一番辛い。
食道
胃
十二指腸
最深部まで無事到達。
はい、戻りまーす。
戻りながら診るんだよねー。
「上手にできてますよ」
あ、ありがとうございます。
終了ーーー。
お疲れ様です。
帰還してください。
今日もまた一仕事終わった。
そして今日も生きている。
ありがとう。
ヒーロー、
楽しいことだけ想ってました。
貴方のことを夢見てました。
ヒーロー、
今日もありがとう。
ヒーロー、
今日も生きてます。
明日は来月の
ヒーローへの切符の発売日。
来月とか、随分先に予定を入れる。
この作業、本当に幸せです。
ヒーローのおかげです。
感謝しています。
お礼だけでもしたいけど。
…。
また みつけます。