【真っ赤な想い】 | My-Hero

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ヒーローに憧れた夢。

小さな手をギュッと繋いで

一緒に歩いていけるように

離ればなれにならないように

手を、繋いで。



お母さん、ぼく、まってるからね。



手を離して、サヨナラのとき

繋ぐ代わりに、ギュッと結んで

これから一人で歩けるように

一人でも寂しくないように

強く結んで、力を込めて。


小さな手が真っ赤になるくらい

強くギュッと結んで 。

涙が落ちそうになるから

もっと力を込めて。



お母さん。



信じてきたものが

愛してきたものが


守られてきたはずの

大切にされてきたはずの


親子の絆が

固く繋がれた親子の印が


離ればなれになっていく。

もう、一緒になることはない。


それさえも、分からないまま

まだ疑わないで

まだ大好きで。



真っ赤に染まった空だけが

親子の想いを映してる。


青から黒に

ゆっくりと色を変えてく

その束の間に

一時だけ

真っ赤な夕焼け色に

世界が染まる。


親子の心に感化され

いつも以上に、赤く燃え

いつも以上に、鮮やかな赤。



お母さん、ぼく、ここにいるよ。



夕日に照らされた

親子の顔が向き合い

名残惜しそうに

互いの視線を外せない。


見つめ合ったままの二人。

二人の心は一つ。

真っ赤な想いがそこにあるだけ。



お母さん、ぼく、


そこまで呟くと

赤い世界の中で

二つの黒い影が、一つに重なった。



ごめんね。


お母さん。


一緒にいよう。


うん。


ずっと一緒にいよう。


うんっ!





ヒーロー、

家族に対する想いを

貴方の言葉の端々から

感じとることができます。


家族想いのヒーロー

とっても尊敬しています。


ヒーロー、

貴方もきっと素敵なお父さんに

なるのでしょうね。


ずっと応援しています。

ずっと一緒に笑っていきます。


では いってきます。