『銀色の絆』 | My-Hero

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ヒーローに憧れた夢。

拝啓 母上様


私も、いつか

お母さんみたいな

お母さんになりたいなぁ



いつもの、次なに読もっかなー
の書店巡り。

雫井脩介さんの本が
新しく文庫化されていた。
普段はけっこう時間をかけて
いろんな本を手に取るのに。
その日はあっさり決定。
無条件で選んでしまう作家さん。
かっこいい。



雫井脩介さんの『銀色の絆』

娘を想う母の物語。

母親の無償の愛ってすごいと思う。

この本のお母さんもすごいけど

私のお母さんも
改めてすごいって感じた。


自分ではない誰かのために
精一杯成長するのって

どれくらいの力が必要なのかな。

自分のためにだって
一生懸命になるのは骨が折れる。

それを、人のために。


見返りは期待しない。

自分は二の次。

でも、一緒に幸せ。

つまり
人の幸せが、自分の幸せ。


そんな心境に至ったとき

それを家族と呼ぶのかもしれない。

血の繋がりよりも

濃いものがある。


人のために頑張る。

人のために夢中になる。

人のために真剣に。

人のために真面目に。

自分のためじゃなくて
愛する人のために。



娘もまた母を想う。

お母さんに元気になってほしいから。

自分の頑張る姿で

誰かに希望を与えることができるなら。

まだ子どもなのに

そんなことを考えられるなんて。

そして、それを実践できるなんて。

強い子だ。

芯の通った、まっすぐな子。

動じない意志を持つ、逞しい子。

子どもの力ってすごい。

いつからなんだろ

子どもが親を勇気付けられるのは。

産まれたときから
そのときからなのかな。



私も、いつか家族をつくってみたい。
お母さんみたいな
お母さんになってみたい。



さてと、
今日読み終わった本があるということは
明日はまた、次なに読もっかなー
の書店巡り。

今度はどんな物語が待ってるかな。

どんな言葉に出逢えるんだろう。

言葉っていいなー
では いってきます。                                 敬具