拝啓 夜明様
早いもので気が付けば二月も残りわずかとなり、夜が明ける時間もだんだんと短くなってゆく。つい先日までは、この時間帯はまだ真っ暗だったのだが。今ではもう電気をつけなくても、歩ける程度には明るい。
この時期、朝起きてまず靴下を履く。起床後、真っ先に冷えるのが足先だ。そこが冷えれば、徐々に体中へと冷えは広がっていく。なんとしても食い止めねばなるまい。靴下は冷えの予防線だ。
靴下は暗がりでも分かるように、ベッドのすぐ下に置いてある。置いてあるというより、布団に入る直前で脱いだだけの話だが。寝る前も足先を冷やしてはいけない。足が冷たいと、布団の中で震えることとなる。
そんな予防線を張っていた冬が
いま終わろうとしている
夜が明けてゆく
朝が明るくなり
日中も暖かく
夜でさえストーブに火をつけない
春が、くるんだなあ
春夏秋冬
季節の移ろい
春が
そこまできている
これが、春なんだよなあ
ちょっと迎えに行ってこよーっと。
では いってきます。 敬具