『少女』 | My-Hero

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ヒーローに憧れた夢。

拝啓 W主演様

一人称の物語が二つ。

主人公の少女が二人。

同じ出来事でも
二人を通せば全く異なった解釈。

このスタイル、面白い。



湊かなえさんの『少女』


生きること、死ぬこと。

分からないから興味を持つ。

最初から何もかも理解できたら
関心など持たないだろう。


見えるもの、見えないもの。

見えてるものだけで
判断してはいけない。

見えてないものも
蔑ろにしてはいけない。


出来ること、出来ないこと。

それぞれに向き不向きがあって
だから面白い。

みんな同じだったら
それはもうロボットの世界だ。

ロボットですら
そろそろ人格を持ちそうなのに。



世界は常に誰かを中心に回っている。

その誰かは、捉える人によって
違うのだろう。

ある人は、自分であったり。

ある人は、好きな人であったり。

ある人は、家族であったり。

またある人は
ヒーローだったりするんだろう。

世界の中心をどこに置くかで
物語は変化する。

そこをとても深く、強く表現したのが
『少女』ではないだろうか。



湊かなえさんの作品は
文庫化されたら、無条件で買ってしまう。

読むのが遅い私ですら
驚くべきスピードで読み終えてしまう。



こういう文章に憧れるんだよなー。

いつか私も描いてみたい。



ここだけの話、My heroには文才がある。

どこで学んだのか、言葉が光ってる。

誰に学んだのか、文章が美しい。


ヒーロー、貴方の描く物語
ほんとにほんとに大好きです。

いつか貴方の作品を
本にまとめてみたいです。

そんな夢を持ってます。

W主演で世の中に
では いってきます。                                 敬具