多系統萎縮症という病気は、
つくづく人間らしさを
奪っていく病気だと思う…。

話すこと
歌うこと
食べること(味わって)
歩くこと
笑うこと…etc.

基本的な動作は、
脳からの信号により
瞬時に反応して
出来ていたんだなぁ…。

出来なくなって、
日常の何気ない事象が
当たり前ではない事
に気づかされた…。

今回、
初めて酸素濃度が
80台の数値になりました…。

自分の唾液を、
飲み込んでいたら…
気管に入っていて
呼吸困難になりました…。

息苦しくなって、
看護師さんを呼んだら
酸素濃度が80台で
目の色を変えて
驚かれていて
それを見て
私も動揺しました…。

若い看護師さんが、
ナースステーションに行っている間
自分なりに応急措置として
左側を下に横向きに寝て
唾液が食道に流れるようにしてたら
30~40分したら落ち着きました…。

さすがに、
自分の唾液には
とろみをつけれない…。

そういえば、
伯父が生前に
口に溜まった唾液を
ティッシュで拭き取っていた
のを思い出した…。

ちゃんと、
理由があったんだなぁ…。