電話会社の陰謀で契約が勝手に変えられ
新しいルーターも配送する人が手抜きで呼び鈴も鳴らさず2回も送り返したために、この2週間ぐらいネットも固定電話もない生活をしていました。お客様サービスの人たちは相変わらず人によって言うことがまったく違うし、こういうことはよくあるので周りに話すとすぐにわかってもらえるという面倒くさいドイツです。
さて、一昨日いつものように病院のアクアジムに行き、作業療法にも立ち寄って作りかけで放ってあった籠をもらってきました。いつもは知り合いに会う確率は一人ぐらいなのですが、この日は病棟医師2人、しばらく会っていなかったセラピスト2人、事務員一人、病棟で去年知り合った患者とばったり出会って挨拶を交わしました。その内の二人からは入院していないと出来ないはずのことを
「あなたならいいから、時々おいでよ。」
と向こうから提案してくれました。それにアクアジムの次のグループのおばさんがバスの中で私を見つけてニッコリしてくれ、プールから上った時も会話を交わしました。今までは挨拶ぐらいしかしなかったのに。更に前に書いた同じコースの車椅子のMSの女性は最近気分が良いようで、私を家に招いてお茶したいと誘ってくれました。
こんなにたくさんの人にばったり会うことは毎週2回は行っている場所でも本当に珍しくて、おまけに今まであまり話さなかった人も笑顔で話しかけてくる。もちろん、アジア人の患者、特に日本人は少ないだろうし目立って覚えられているのはわかるのですが、みんな意外とドライなのでメルアドや連絡先を交換する人はとても少ないし本当に仲良くなるのは大変なのです。
子育てに励むスズメたちに餌をやっていると
「あなたの友達が(私の側に)また来ているね。」
と話しかけてくれる人も。
急に暖かくなった気候のせいで一気に緑が増えて、すぐに避難できる場所が増えたスズメたちは積極的に人に近づいて餌をねだります。ベンチに座っていると隣にちょこんと乗って顔を見上げるし、散歩していると道の前をふさぐように見上げてきて、ベンチを指差すとついてきます。天気が暖かくなると人も動物も陽気になるのがはっきりわかるのが、冬が長いここならではなのかなと思います。
たくさんの人たちに自分が覚えてもらっている、しかも好意的に見てもらえているのが嬉しいのですが、病院に通いつめているから病気を通じて知り合っている人たちなんですよね。確かに医療に関わる人に病気の話をするのは楽だし、多くの人が個人的にもMS患者を知っているようなので話が通じる。でも、プライベートで関わる新しい人たちを増やした方がいいと前々からセラピストに言われていて、その場合は体の状態をやっぱり説明しなければ一緒に歩いたりお茶を飲むことも難しいことが起こるので、敬遠されることが怖いです。昔からの友人でさえ私の体の変化に戸惑ったりすることはあるのだから。
MSの診断を受けてから2年ほど。症状が出てからも2年。この病気にもやっと慣れて、何か新しいことを出来る状態になってきたのかもしれません。もう少し勇気が必要だけれど。
