こんばんは。

今日も暑かった。


昨日は15時頃から眠ってしまい、

また夜の変な時間に起きてしまったので

それから眠れなくて。


起きてるつもりだったのに、

結局友達とLINE中に寝落ちしてました。

ごめんなさい…。

今夜こそは、ちゃんと寝ないと。




昨日の内に、

山尾悠子さん『初夏ものがたり』読了しました。

もう盛夏ですが。
4篇からなる物語で、
ダークスーツのタキ氏が
ビジネスとしてあの世に行った人と
会わせてくれる、というお話です。
亡くなった人との時間限定の邂逅、
なのですがこのタキ氏、
世界中で活躍している様子。
それどころか、ダークスーツの男たちは
複数いる模様。
タキ氏の容貌は、50年を経ても変わりません。

ファンタジーというよりは
幻想小説という呼び方がピッタリとくる
どこかこの世とあの世の境が分からなくなるような、
ちょっとヒンヤリとして少し硬質で
木漏れ日の下にいるような
そんな印象を受けました。

亡くなった人はタキ氏のお客様で、
会いたい人に会うのですが。
そのへんの描写はすごく淡々としていて、
なんだかそれがまた好きだったりします。

辻村深月さん『ツナグ』も、
同じく死者との邂逅がテーマになっていますが
こちらは本当に泣ける小説なのに、
全然違うんですよね。

どちらが良い悪いではもちろんなくて。
書き方によって、全然違うんだなぁ、と
感じます。
「電話がひりひりと鳴った」なんて表現、
あたしは絶対思いつかない。

幻想小説、もっと読んでみたいです。


あと、たまたま広告で見かけて読んだこちら。


 

 アプリのコミックDAYSで読みました。

タイトルだけ見れば異世界転生物っぽいですが、

その実、「短歌を題材としたコメディ」なんです。

短歌も、現代の短歌が主なので

こんなことも短歌にしていいんだ!ていう

新鮮な驚きと新しい世界が見えます。


穂村弘さん監修なのだとか。

素晴らしい短歌が作中に出てきて、

それがまた沁みる。


少年漫画?かもしれませんが

絵柄は女性でも受け入れやすいと思います。

これは…電子書籍で集めたいなぁ…。

アプリで、今の所ちまちまと全話読めますので

気になった方は読んでみてください。


百人一首とかの短歌が好きなら、

刺さるはず!

恥ずかしながら現代の歌人て、

俵万智さんくらいしか存じ上げなかったのですけど

枡野浩一さんも有名な方なんですね。

歌集、欲しくなってしまいます…。


 

 すごくいい歌が沢山!


何冊か、歌集も図書館で借りてみようかな。