明け方に、すみません。

ここのところ、眠剤で夜中のお手洗いや

早朝のゴミ出し時に膝折れすることが多く。

先日も家の中で転倒したり、

昨朝も膝折れして外で崩れ落ち

膝を擦りむいてしまいました。


滲んでくる血や、

微妙に痛い膝。

何より筋力が落ちたとは思わないけど、

あのフワフワと膝が折れてしまう感覚が嫌で

眠剤を飲まずに寝てみましたが

やはりグッスリ、とはいきませんね。


それでも何時間か眠れただけ御の字です。



雨の音はセンチメンタルになって、

思い出の中に閉じ込められたようになります。



仕事をしている、夢を見ました。

デイサービス時代の

お迎えに行って中の職員に後を頼んで

また飛び出していく、朝のてんてこ舞い。


家族からの申し送りを早口で伝え、

ご利用者様を出来るだけ丁寧に誘導し

靴を履き替えていただいて

施設内へお連れする職員へ託す。


時間との格闘です。


中には座る前にお手洗いへ直行する場合や、

座る場所を待つのに

手を握ったまま立ち話をしたり。


本当に、来所時と帰られる時は戦争でした。



もし、また働くことがあっても

車でご自宅に直接お迎えに行くことはない

でしょうから、

きっともう二度と出来ない経験です。


仕事しんどい…疲れた…と漏らしたあたしに

「忙しくしてる内が華よー」と

笑顔で言ってくれた

パートさんがいらっしゃいましたが、

間違いなくあたしの華の時代だったと思います。




また働きたい、と言いつつも

最近ではどこか諦め気味になって

漫然と日々を過ごしているあたしに

もうあんなてんてこ舞いする時間は

来ないだろうな。


忙しかった。毎日疲れていた。やることが多すぎた。

けど、確実にあの頃は充実した日々だったと

夢に見て改めて思いました。


今は完全に、リタイアした人の暮らしです。

世間ではまだまだ働き盛りの年代なのに。



焦ることも、慌てることも、急ぐことも

ほぼない変わりに、

充実を感じることもない暮らし。


それとも、ひょっと病気が良くなれば

そういう仕事もする事があるのでしょうか。


人生は、何があるかわかりませんものね。



穏やか、と聞けば耳障りはいいけど。

その実虚しさを繰り返す毎日。


本当に、

雨の音は物思いに沈みそうになって困ります。





さて、もう起きてしまおうか。

それともまだ眠れるかな。






タイムリープしてるみたいな毎日なのに、

気が付けば季節は過ぎている。


あたしは死ぬとき、

どの時代を思い出すんでしょう。

この、生きながら死んでるような日々で、

本が読めることだけが生きている証です。