今日は母親の誕生日。

母が留守にしないうちに、と

早めに朝電話をしました。

「今日はお父さん、

どこに連れてってくれるんだか」

から始まって、最近の祖父の様子を

ダーッと話してくる母。

うん、ブレない。

いつものマシンガントークで

こちらの口が挟めません。


まあ、元気な証拠だと思って

うんうんと話を聞いて、

誕生日のお祝いを言って電話を切りました。




今日は昨日の雪空とは一転、

いいお天気です。

外の光が眩しくて、

雪も早々に溶けてました。


薄いブルーの空に、

さっと刷毛で描いたような白い雲。

あまりの気持ちよさに、

くらくらしました。


空気は冷たいけれど、

日差しはあたたかい。

確実に、着実に。

春は近づいてきています。


「青空に癒やされた」って、

写真を付けて相方にLINE。

でも、すぐさまなんだか悲しくなりました。


手を繋いで、彼とこんな空を見たい。

でも、もうそんな日は来ないんじゃないか、

って。

思うと、なんだか泣けてきて。

気持ちの良い空だったはずが、

なんだか切なくなってきました。


なんだろ。

故郷の空に、ちょっと似てたからかな。

たまの雪はテンション上がるけど、

青い空は懐かしくなる。


中学の渡り廊下で。

実家の家の窓から。

彼と見に行ったプラネタリウムの帰り。

仰いで見た空を思い出します。



コンビニの帰り道に、

ベンチに座ってた飼い主さんと

その足元に座ってたわんこ。

じっと見てたら、

見つめ返してきてくれて

それからくるんと向きを変えて、

最後には立ち上がって

見送ってくれた可愛いもふもふの子。


そんなふとした出来事にすら

笑みが溢れてしまうくらい、

特別な、でもなんてことない日です。


なんだかえらく感傷的で恥ずかしいですが、

後から自分が読み返したときに

こんな日もあったんだ、って必ず思うから。

残しておきたくて記録として書いてます。


母、Happy Birthday!

そしてあたし、何でもない日、おめでとう。