妻が帰宅したので話を切り出す。
会食だったのであろう、妻は酔っている様子だ。
とりあえず離婚届を出したのか確認。
出したのであれば、これ以上何を伝えても仕方がない。
しかし、明確にそのことに応えることもなく、最終的には二人では話にならないから私の友人に連絡しろと。
電話を掛けると彼は、仲介役を快く引き受けてくれた。
そして話し合いは泥沼化。
結婚生活中のことなど、全くなくあるのは結婚生活以前のことばかり。
挙句には引っ越し屋が見積もりに来るということは引っ越し先が決まってるからだろ?と
当たり前や、出て行けというたのもあなたやし、荷物の搬入先ぐらい確保しておかなきゃこれ以上は部屋を荒らされても困る。
という思いもグッと心に仕舞い込んで、話を聞く。
結論、同じことを延々を繰り返し話ながら、睡眠薬を飲んだ妻は眠ってしまったのでベッドへ連れて行く。
そこでも一応最後の説得を試みる。
彼女の朦朧とする意識の中ではただの戯言にしか聞こえないだろう。
それでも少しだけでも伝われば。