早めの起床。

 

 

妻とのツーリングのためにバイクを整備しようと用意する。

 

 

そこへ朝から攻撃的な妻の登場。

 

 

 

 

昨晩の続きだ。

 

 

 

眠りながら話していたことは全く記憶からは消えている状態で、私の思いや今後のことについては何もなかったことになっている。

 

 

 

 

 

もうバトルする気力もない私は、妻の言うことを聞くのみ。

 

 

「はい、はい、はい・・・」

 

 

床に正座し、お下座しろと言われれば土下座をする。

 

 

 

それでも気が収まらない妻の罵声は続く。

 

 

それで少しでも気が晴れて、落ち着いてくれれば、話になるかもしれない。

 

 

 

 

1点の光に希望を託す。

 

 

 

大体こう言う時、男は呑気なもんだ。

 

 

良いことばかり想像し、なんなら先の幸せなサプライズまで想像している。

 

そんな理想通りのことなんて起きるわけもなく、想像以上の悲劇が待っていることも知らず。

 

 

 

妻が私のあげたものを返せと言い、服やゲーム機器などを部屋から剥ぎ取っていく。

 

 

 

そして携帯を見せろと。

 

 

 

 

素直に渡したが、昔の思い出の写真や秘密ほじの写真はは非表示にしていた。

 

流石にそんな部分まで見せられないので、拒否をする。

 

 

 

すると鬼の首を取ったかのように削除していた昔の彼女とのLINEのやりとりを自分の携帯に収めている。

 

 

 

もう、これは復縁とかそう言う気はなく、離婚に向けての自分に有利になる証拠を集めているんだなと感じた私は、即座に自身の携帯電話を手に取ろうとした。

 

 

 

 

 

トイレに駆け込み鍵を閉め、他に証拠になるものはないかと躍起になって探している妻。

 

 

 

コイン式の鍵を開け、携帯電話を取り返そうと揉み合いになる。

 

 

 

噛まれる腕。

 

 

踏まれる足。

 

 

叩きつけられる腕。

 

 

もちろん手は出さない。

 

 

 

揉み合いの末、携帯電話を取り返す。

 

 

 

 

 

しかし興奮している妻はそれをまた取り返そうと攻撃してくる。

 

 

 

 

もう、破壊するしかこの場は収まりそうにない。

 

 

 

 

 

 

覚悟を決めた私は買ってまだ2ヶ月のiPhoneを眼鏡レンチで叩きつけて使えなくなるように破壊した。

 

 

 

 

 

妻から見たら、私が家で暴れていることになっている。

 

 

私は妻に手を出していない。

それどころか触ってもいない。

 

 

そう、妻に冷静さを取り戻して欲しいだけ。

 

 

 

警察に電話してもらい、救急車2台とパトカー2台がやってくる。

 

 

私は、踏まれたためか右手を骨折しているようだ。

 

 

 

 

もう修復は不可能だろう。