私たち胚培養士は、
学会認定の胚培養士の資格を持っている培養士と
なんの資格も持たない培養士がいます。
培養士の多くは
臨床検査技師が多いですが、
実際に臨床検査技師の過程では
胚培養についての勉強はしません。
どちらかと言えば、
農学部では培養について研究をしている方が多いです。
培養士の資格がなくても
培養をしている人は
培養士を名乗ることが多いです。
しかし、
有資格者と無資格者では
雲泥の差です。
実は当院にはもう10年以上培養をしているにも関わらず
いまだに資格所得していない人がいます。
しかし、知識がないので
ただの流れ作業になっています。
先日、
「胚凍結の臨床的議は?」
と聞いてみると、
「その方がよいから。あとはOHSSの予防」
と馬鹿な返答が・・・
胚凍結は、OHSSの予防にはなりません。
予防は投薬で予防します。
この場合、
OHSSの回避
が正解です。
また、胚凍結の原理が分かっていない為、
自分がどこに注目して胚の状態を見るか、
この作業では、どこを確認するかなどが分かっていません。
試薬成分や割合の違いも変わっていないと、
試薬の間違えや不具合にも気付くことが出来ません。
よって、
知識のない培養士は、患者さんの胚を扱うことは反対です。
あなたの通院するクリニックの培養士は
有資格者でしょうか?
病院選びには
先生との相性だけではなく
培養士の資格についても検討する必要があるかもです。