昔から何かとゲンを担ぐタイプである。
家を出て少しのところの道路には信号のない横断歩道があり、駅に行くのに毎朝そこを通る。
交通量の多いときは多いし、少ないときは少ない。
だからすんなり渡れるときは渡れるし、渡れないときはなかなか渡れない。
特に根拠があるわけではないが
すんなり渡れるとき、つまり道が空いていたり親切なドライバーに道を譲られたりするときは
その日一日がいい日になるような気がする。
逆になかなか渡れないとき、道が混んでいたり無神経なドライバーに邪魔されたりするときは
あまりいい事が起きない気がする。
負はすぐに連鎖していくから。
話に夢中のおばさんたちに進路を塞がれたり
運転の下手な車に轢かれそうになったり。
大抵そのような車と狭い道ですれ違うときは電信柱のポイントと重なる。不思議なことに。
電車でもマナーの悪い人と同じ車両になる。
という何の変哲もないある通勤の一コマ。
しかし文字に起してみると普通でない何かが顔を出す。
それが文を書く面白さだと最近ある小説を読んで気付いた。
これまでたくさん文を書いてきたが
ある日心ない言葉をもらい書くのを止めてしまった。
ただ
本当に書かないでいると
本当に書かなくてもいい体になっていく。
それが怖かった。
あんなに好きだったのに。
生活リズムに組み込まれていたはずなのに。
だからそろそろ書いていこうかな。
書きたいこともたくさんあるんだ。
盛るとかそういうことではなく
小さいことでも文字に起せば心に響かせることができる。
それが文を書くことの魅力であると思う。
さて
昔から何かとゲンを担ぐタイプである。
だから再出発の一発目は
すんなりと少し真面目にしてみた。