6/14 11:30の回、やや後方下手よりで観劇。
結構どっぷりハマりました。
末満さんの脚本と和田さんの音楽が好きなのはいつもの事ですが、キャストさんが魅力的で素敵でした!
平均15歳位と聞いて本当に本当に驚きました。
いや、本当に凄い。

STORY--------------
吸血種の子供逹は繭期、人間でいえば思春期、をクランで過ごす。
ただでさえ不安定な繭期のVAMP達だが、なかでも症状の重い者達が集められたのがこのサナトリウムクランである。

繰り返される日々に投じられた小石。
「シルベチカを見なかった?」
リリーの問いかけに返ってくる答えは、知らない、見たことない、そんな子ここにはいない等否定するものばかり。
確かにいたはずのシルベチカ。
どうして皆は彼女を忘れてしまったのか?

彼女を探す事を止めるよう忠告するスノウ。
リリーに執着し彼女とスノウが話す事すら嫌がるマリーゴールド。
度々女子寮にやってくる男子寮の監督生ファルス。
対する女子寮の監督生である紫蘭と竜胆。

波紋は広がり、少女達はクランの秘密を知る……。
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TRUMPを観たことがあるとこの設定だけで関連性があるとわかるはずです。
私はこの関連性がどんなものかを知りたくて観に行こうと思いました。

まずはネタバレしない範囲の感想を。

さすがアイドル、歌とダンスは安定して素敵。
そして、なかでもマリーゴールドの歌声が凄かった。
ソロのナンバー「もう泣かないと決めた」は鳥肌立ちました。
マーガレットも特徴のある可愛い声なのですが、あれは作ってる歌声なのか彼女の持ち前の歌声なのかが気になります。

サントラもしっかりゲット!
幻想幻惑イノセンス(スノウ)・TRUE OF VAMP(リリー・スノウ・マリーゴールド)・共同幻想ユートピア(ファルス)は特にお気に入り。

他のお芝居でハロプロの子を観る機会があって、一度も外れたことが無いので特に演技に関しては心配していなかったし、実際とてもよかったと思います。
もちろん舞台慣れしてない感じやうまくないなあと思った部分もありますが、物語とその子が演じたキャラクターゆえにそれも許容される感じでした。

キャストで観に来る人が大半だったせいか、客席に男性が多かったです。
でもこれ話的には女性の方が受ける気がする。
どうしてもキャストありきの舞台だとファンとそうでない人の温度差が大きいけど、ここはそうでもなかったのがうれしい。
ファンの人が舞台慣れしてないからでしょうか?

*以下ちょこっとネタばれあり。*

実はネタばれを知ってから観に行きましたm(_ _)m
それでもかなり衝撃的で、これ不意打ち食らったら愕然とするだろうなと思いました。

さりげなく衣装のデザインが面白い。
似た衣装の子の関連性に着目するとわくわくします。

いろんな人の感想を検索していてああ~と思ったのは、「ファンが求めているのはこういう舞台じゃない」という感想。
PnishのRadioKilled RadioStar(看板に偽りなき、救いようもなく後味の悪いサイコホラー。私は好きです)の時もやっぱり同じような感想をあげてる人がいましたが、キャストのファンにとっては例えお芝居でも後味悪い系は許せないのかな?
確かにこの内容は万人向けじゃないし、ちょっと酷かなとは思います。
でもこの手が好きな人間もいるし、物語にひかれて観に行って彼女たちが好きになる人間もいるので、ひろーい心で受け入れて欲しいなと思います。
でもたしかにゲキハロは結構重ためなので、コメディも観てみたいな。
……演じる方はコメディの方が難易度高いって聞くけどね。

歌詞をよーく聞くと最初の方からすでにネタばれじゃない?と思うことがたくさんあります。
まあ、サントラの歌詞を見ながら聞いてそれってさ…というレベルなので、初見ならひっかからないと思う。
もう1回色々確認しながら観たいのでDVD買っちゃおうかな。



ん~、安定の月4本オーバーです。
同じ演目をリピートしてるので実際のステージ数で行くとちょっと言えない感じですが(^^;


*舞台「戦国BASARA3 咎狂わし絆」
前回がひどかったので友人はさそわず一人観劇。今回はハマりました。
金吾さんの下ネタと雑賀衆の謎ダンスを削って、宴会芸ももっときゅっとコンパクトにして、無駄に小太郎と三好三人衆をだして松永を暗示させずきちんと松永を出すか4人の出演をきっぱりやめてストーリーを組み直すかするとなおいいのになあと思います(^^;
そして、どうやら私が舞台戦国BASARAに求めているものは殺陣と悲劇らしいです。
原作ゲームの設定からしてトンデモでネタ系なので舞台でそれだけを拾っちゃうとただコスプレした人がどたばたしてるだけになっちゃうと思うのです。
ちゃんとその世界で生きている人としての物語が観たいというか、わざわざ舞台化するんだからゲームでは見せ切れなかった部分を盛り込んでほしいなと思います。
それはさておき。
蒼紅が久保田細貝コンビで全体のバランスがうまく回っていたところに、滝川吉岡コンビに代わりそのバランスが崩れて(ここまで前回)、やっと立て直しが始まったかなと感じました。
個々で観ればそんなにひどいとは思わないんだけど、とにかくバランスが悪い。
申し訳ないが一番のバランスブレイカーは小十郎as吉田君だと思う。なにしろ原作ゲームの小十郎っぽさがあんまりない(汗)政宗より年上のはずなのに年上に見えないんだよ……。
それでも久保田君と組んでる時はまだコンビっぽく見えたけど、滝川さんと組むと年齢が逆転して見えるのが痛い(><)
あ、キャス変のあったアニキと黒田については違和感もなく、定着してくれるといいなと思いました。
特にアニキ。毛利はコニーで固定されたけど、アニキは毎回変わってるからね。
千秋楽LVのカテコ?でカプコンの山本Dが家康を「キリストになれなかった男」と言っていてドキッとしました。
ひとり追い詰められていく様をみて「うわ、めっちゃJSCっぽい」と思ったので私の感覚も捨てたものじゃないわ~。
11月に次回が決定してて、時間軸が4になるとのこと。
つまり、新キャラで左近と勝家は確定、将軍様は微妙、女の子はシナリオ次第かな。
やっぱり殺陣が「それ舞台でどうやってやるの?」なのでそこには期待してます。


*CRAZY FOXY BEE「ゆめゆめこのじ」
アンドレの田中良子さんが出るので気になっていて、「まほろばかなた」を観て、これは行かなきゃいけない!と思ったので行ってきました。
幕末ものなのですが、主役は「ゆめ」と呼ばれる遊女たちで、殺陣もあるんだけどそれがメインじゃないというちょっと珍しい舞台でした。
これ西田大輔さんの脚本なのですが、どこか不器用で意地をはりながら強い思いを抱いて生きる人達の物語がとても好き。
前にも同じことを書いたかもしれませんが、彼の作品は「命くらいかけやがれ!」というテンションの物が多いのですが私はゆめゆめとか遅咲きの蒼みたいな話も好き。
すごくいろいろ書きたいことがあったので別記事立てる予定。

*OASIS
人狼TLPTで気になった松崎史也さんの脚本演出で、保村大和さんはじめ気になるキャストがいっぱいいるので行ってきました。
物語的には「えっ?ここで終わるの!?」と思いましたが、役者さん的には大満足。
サントス・アンナさん、リンカネの印象強かったのですがこの役で違う魅力を感じました。他の舞台もみてみたいな。
アイル君と林修司さんはとってもお久しぶり。相変わらず殺陣がステキでうっとりでした。
そしてその二人とそれぞれ対になる北村諒君の前半後半のスイッチの切り替えと石井由多加君のあの役の気持ち悪さ(誉めてます。そういう役だったんです)がすごい。
ものすごく個人的な感想ですが、保村さんとアイル君がサシでお芝居をしているのを観て感無量でした。
なぜなら、「戦国SHINOBI」という舞台を観た時に「アイル君が信長でbelieveが観てみたい!」と思ったから。(ちなみにbelieveは惑星ピスタチオ・ハンサム5人芝居・保村大和一人芝居で上演された西田シャトナーさんの戯曲です。)
アイル君は信長役の似合う俳優さんだと思うのですがいかがでしょうか?

*金色のコルダFeat.至誠館
ひたすらに楽しかった!
会場が正直僻地で他のイベントとハシゴできず涙だったけど参加できてよかったと思います。
火積as森田さんがきゃーきゃー言われてて一安心。だって今までどよめきはあっても、ネオロマらしい黄色い声援が飛ぶこと少なかったからさ(笑)
アンビシャスのマーチングがとっても素敵。これは他のキャストさんにうらやましいって言われるのもすごくよくわかる。
学院祭はネバゴとかぶるので多分全通は無理。それ以前にチケ取りが無理。まったくとれる気がしないよ……。
書いてないだけでそれなりにいろいろ行ってます(^^;

*不如帰
浅沼さんの脚本らしい、コミカルさと少しのシリアスさと絵空事めいていてでもそれもいいね、と思わせるふわっと優しい感じのラストが楽しかった。
微妙に池田屋チェックインの小ネタを引っ張ってきたり、ボイスゲストが中井さんだったり、サービス精神旺盛な前説があったりと、ああbpmだなあと思いました。
ただ、どうにも不完全燃焼気味。
悪くないけど爆発力に欠けるというか、せっかくアクション部隊を抱えているのに生かしきれてないような気が……。

*双牙 再演
トライフルVerの再演で、前回より今回の方が好き。
もう3演してる作品なのでネタばれですが、ツムギの「最悪の一手」は最初にシズク救出に乗り出すときから考えていたことなんじゃないかなと思いました。
自分にまつわるものを切り捨てて、わざと見放されるように仕向けていく中、最後にシュリノスケに「死ぬなよ」というシーンが好き。
でもこのVerだとシズクをもうちょっと掘り下げて欲しかったかも。
語りたいことが結構あるのでそのうち別記事立てる予定。


*LOVE NEVER DIE
市村ファントムと加賀ファントムを1回ずつ観劇。
個人的なイメージは加賀ファントムの方が好きかも。
なんか市村ファントムは駄々っ子というか、「オペラ座の怪人」の時間軸から10年たっているとは思えない感じなんだよね。
それからウェーバー卿がパンフに「もっとも私的なミュージカル」と書いていたけど、まさにそんな感じ。
あと、「Devil take the hindmost」という曲が大好きなんだけど、訳が「負ければ地獄」で微妙。ストーリー的にはハマってるんだけど、英語版を聞きまくって独自訳で妄想気味だったので仕方ないかも。
舞台装置は素敵で「オペラ座の怪人」のメロディの切れはしがちりばめられたファンとしては楽しめる作品だったけど、とにかくストーリーに無理がありすぎるのが残念。

*SSDS歌謡祭
ブラディ伯爵と名刺交換できました(喜)
そして昼夜ともまさかの一ケタ列だったのでいろいろ幸せでした。
残念なのはキャストさんをどうコールすればいいのか迷走しちゃったところ。
「ドクター!」「ユーミーン!」「みっちー!」「ミヒャー!」「教授!」「ブラディ!」は結構声が上がるのに、沢登先生と龍之介君と霧谷先生はどう呼んでいいのか戸惑って声がでない……。
せっかくなのでたくさんコールしたかったんだけどな。

*まほろばかなた
西田の殿(アンドレの西田大輔さんの事)の幕末ものということで突発。
河村隆一さん主演で長州の話。
これ、堕天・神殿とゆめゆめこのじと話がリンクしてるっぽい。
まとめて観たいなあと思いました。

*魔~ECLIPSE~蝕 冥王の系譜
ストラルドブラグのR:MIXの本公演だったため突発。
こういうちょいと暗いというか重い話はと小さい劇場向けだよなあと思う。
人間である以上、清濁併せ持っているのが普通だと思うけど、大きな舞台でそういう葛藤を細かく見せるのは小さい劇場の方がやっぱり集中できる。
紗幕の使い方が面白かったり、殺陣がやっぱり圧巻だったりして素敵だった。
特に女性陣の殺陣がこのみだった。
クロエas遥奈さんとアーブルas片山さんが長さは違えど舞うような二刀流でとっても素敵。あと緑の彼女も好き。
男性陣だと、ノエルas桜田さんの剣捌きがスピードに乗っていて惚れる。セドリックas町田座長が上段?に構えたところからの動きも好き。あと、クレマンas羽鳥さんの蛇らしい(そういう役だったのです)のぬめっとした感じがとてもいいなあと思いました。うん、この方の他の作品観てみたい。

*下天の華 花見の宴
昼夜参加。ここも安定して楽しかった。
特筆したいのは夜回全員着物姿だったこと!
しかもきっちり目のアンサンブルに、どこかにそれぞれのキャラカラーだったのでとっても眼福でした。
そして檜山さんに「キャーキャー言われたいって言ってた」と暴露されていた
興津和幸さんが可愛い。ちゃーんと観客が黄色い歓声でこたえていて、ああとってもネオロマイベント(*^^*)とほっこりしました。

*弱虫ペダル
安定のカンパニー。玉ちゃんが抜けてどうなるかな?と思ったけど、さして違和感もなくいい感じ。ヒメヒメで、客席が調教済みなのがなんとも(^^;

*劇団Patch『破壊ランナー』
やっぱりなにより脚本が好き。
どうせなら黒川もスパイクもPatchの俳優さんにやらせればよかったのにと思わなくもないですが、保村さんと山浦さんが観られたのでそれはそれで幸せ。