ネタバレしまくっていたりミーハーだったり、テンションがおかしくて、やたら長いのでご注意を。
勝手に深読みしてるだけなので、「こんな解釈もありなのか」と思って読んでいただけるとありがたい。
うろ覚えの記憶を頼りに書いてるので、後日修正・追記・削除するかもしれません。
オープニングが素敵すぎ。
それだけで鳥肌立ちました。
特に最後、暗転寸前にゲンシュウ様がマントをばさぁっとやるあれがものすごくツボ。
もう超カッコよかった(≧∇≦)
キャストが本当に粒ぞろい。
でもウルトラマンと仮面ライダーとテニスの王子様な人がたくさんだってことは後から気づいたんだってば！
演出やキャラクター設定の一部にどこのBASARAだよ！とつっこんだのは私だけではないと思いたい。
だって黄金伝説だったり、魔王様がマントで敵を薙ぎ倒したり、それ織田家じゃない？という役割分担だったりしたからさ！
殺陣衆（カラミキャスト）さん達が凄い。アクションはもちろんなんだけど、あっちにもこっちにも出ていて大変だったろうなぁ…。
オウカas松風雅也さん、刀に槍にと殺陣が素敵。相剋編はほぼ出ずっぱり。姫との関係で部屋には入らず話をするシーンとラストが好き。
ツムギas村井良大さん、後半のきれっぷりが凄い。
デンベエに「後の事はよろしく頼みます」というシーンが好き。
千秋楽、デンベエの裏切りを聞くシーン、一瞬優しい顔で笑いましたよね？あれは泣きポイントだったと思います。
ゲンシュウas笠原紳司さん、いかにも覇王って感じでカッコイイ！小道具の手裏剣がうまくとりだせなくてわたわたしているように見えたのがなんだか可愛かった。（芝居的には駄目なんだろうけど）
役としては相剋編で垣間見えた人間臭い部分が凄く好き。
シュゼンas北村栄基さん、怖いけどカッコイイ！
扇をぱしっと閉じるシーンが凄く好き。
ひそかににやりと笑っていたり、対オボロだと若干口調というか態度が違う（？）のが面白かった。
シュリノスケas小野健斗さん、スイッチの落差が好き。
亡国編の裏切りと和解を踏まえ、相剋編ラスト近くの「分かってる！分かってるけど…っ」というシーンに泣きました。
デンベエas郷本直也さん、今までにない感じでときめきました。アタシ、やっぱりこの人好きだわ。
デンベエは語られない事が多いキャラだったので、もし再演があったら是非掘り下げてほしい！
ヒャクタカas石倉良笙さん、凄いテンション…。本当にこれは石倉さんしかできない役だと思う（笑）
ほかのほとんどのキャラクターが重いもの背負っているなか、軽い感じだったのがかえって気になってたりもするのですが…。
シンパチas前田晃男さん、亡国編ではちょっと可哀相な扱いでしたが相剋編の活躍には惚れました。ユズハ姫への態度と壮絶な最期のシーンが凄くよかった！
オボロas吉岡毅志さん、さすがのアクションでかっこよかった。でも大楽遊び過ぎでしょ！笑いの少ない相剋編の貴重なネタシーンですけど。
でもこういうノリ大好きです（笑）
コウエイas高木俊さん、亡国編ではなんだか唐突に思ったシーンが相剋編で解決され切なくなりました。シンパチを宥めるというか馬鹿にしてる（？）シーンとかオボロに「霞んじゃう！」とやるシーンも好き。
チナギas鵜飼真帆さん、チナギは本当にいい子だなあと思いました。鵜飼さんはちっちゃいけどパワフルで、ハイテンションの我が儘娘もゲンシュウの妹らしい凛としたところもすごくよかった。
相剋編最後のアクションシーン、金曜日観たときはがんがんやってたのに千秋楽は控えめだった気が。怪我などされてないといいのですが…。
シズク・ユズハasまっちゃん、戦国のお姫様らしい姫様と影だなあと思った。亡国編でユズハの約束はすごく悲しくて酷いと思ったけど、相剋編であんな救いになるとは思わなかった。
きださんの演出が好きだなあと思いました。どうして発砲B-Zinを観に行かなかったのかと学生時代の自分に詰め寄りたい…！
脚本の羽仁さんってどんな人なんだろう？
パンフとかにもクレジットはあるけどコメントがないので気になる。他にも手がけている脚本があるならぜひ観てみたいんだけどな。
ソウガにハマったのは、多分掘り下げたいところがたくさんあるからなんだと思う。
というか、一緒に行った姉さんと昨日も激しく語りあってしまいましたよ（笑）
ツムギの「最悪の一手」って何をさすの?？
【オボロ…】
大楽、一人自由すぎだって（笑）
まず、オウカ&コウエイに監視で着いてきて「霞んじゃう！」と言われるシーン、通常「すーっ」「いや、すーっじゃなくて」みたいな流れですが、「しーっ」「なにそれ」「せーっ」「いやその擬音ありえないでしょ」（台詞違うかも）としつこくやったあげく、コウエイの台詞を奪い「絡みづらい」と言い逃げ。
そして、床から出てきて最後はそこからハケるシーン（通常は自分で蓋を閉めつつぱっと引っ込み、コウエイがダンダンッとそこを蹴って「ほんっと絡みづらい」と言ってハケる）で、おもむろに腕を組み「お願いします」と言うと普通のセリを使っているようにすーっと下がっていくオボロ。当然蓋は開けっ放し。コウエイas高木さんが「それどうなってるの？」「ほんっと自由だよね」等と言いつつ閉めて去って行きました。
この一連の行動、オボロas吉岡さんが真面目だからこそ妙に面白かった。そしてどちらにせよ高木さんがナイスフォロー！
【旗キャッチ】
水責め後にゲンシュウとツムギが邂逅するシーンで、ゲンシュウが家紋の入った旗（布）を投げるけど、あれはキャッチするのとしないの、どちらが正解なの？
私がみた回の印象だと、亡国編はキャッチ失敗した感じだったけど相剋編はキャッチする気がないように見えたんだよね。
実際のところ、キャッチ出来た率はどのくらいなんだろう？
【作中語られない事で気になる事】
>デンベエは椎名家でどういうポジションでどうして身をひいたのか
>シュゼンの人間関係（特に対オボロ、対ゲンシュウ）
>亡国と相剋の間のシュリノスケの行動。（ツムギと別れててからシュゼンと何があったのかとか）
>ヒャクタカが伝説と言われる理由
>ゲンシュウ軍におけるシンパチのポジション（普通にシュゼンを呼び捨ててたよね？）
他にも考えるとキリがないんだけどさ（笑）
それぞれにキャラが魅力的なので、スピンオフ作品とかめっちゃ観てみたいです。
【『ソウガ』の意味】
もちろんツムギとオウカのことなんだろうけど、深読みすればいろんな意味に取れる。
しかも、ふとサブタイトルのソウガの字が違う（「亡国の爪牙」と「相剋の双牙」）ことに気づいて「ああっ！」と思った。
最初どっちも「双牙」だと思いこんでたから二つの牙=シイナ軍とゲンシュウ軍だと思ってたけどダブルミーニングだからカタカナ表記なのか！（だよね？）
それと、最初の「爪牙」には家臣とか敵の手先という意味があるらしい。という事は「亡国」はそのまま椎名家の事で、椎名家の家臣の物語って意味のタイトルなんだと思う。
じゃあゲンシュウ軍的にもこういう含みのあるタイトルのはずと思って考えてみた。
「相剋」という言葉には「対立・矛盾する二つのものが互いに相手に勝とうとして争うこと」って意味があるそうな。
で、相容れない二つの牙ときたらゲンシュウとシュゼンの事でしょう！
相剋編ラスト３０分の怒涛の展開には驚かされたし。
これ以外にも、ヒャクタカとオボロ、シズクとチナギなど対のポジションになっているキャラクターがたくさんいて面白い。
【どこからがツムギの策のうちなのか】
あの結末に結び付く策をたてたのは、シズクを助けに行って拒否されたあとから？
「最悪の一手」とは、人のウィークポイントに付け込んだり、どれだけ犠牲を出そうとより効果的であればそれでいいというような手段だと思うんだけどな。多分、それ以前のツムギなら真っ先に切り捨てていた汚いor人道的に難のある手段というか…。
正直私にとってツムギは本当に謎。（コウエイの死に対する動揺っぷりとか、デンベエに遺した言葉とか）
相剋編を踏まえて亡国編を観るとまた違ってくると思うのでDVDが楽しみ。でも生でもう一回観たかったなぁ。
とりあえずこれにてソウガ感想は終了。
できればオリジナルキャストで再演があることを切に願います！